学園モノからまさかの鬱展開? 今からでも間に合う『水星の魔女』の魅力
Season2予告PVが不穏すぎる!
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最後に紹介するのは、同作における「ガンダム」自体の設定です。たとえば『機動戦士ガンダム00』では戦争の根絶をうたい、ガンダムによって各戦争へと武力介入。『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』ではかつて起こった「厄災戦」に対抗すべく作られ、鉄華団の争乱においても圧倒的な武力を持つ存在でした。
しかし『鉄血のオルフェンズ』におけるガンダムの機動力は、パイロット自身の人体改造を施した上で、機体と人体を神経接続するからこそ得られるもの。大きなリスクも伴い、主人公は身体の一部機能を失ってしまいました。
『水星の魔女』のガンダムにおいても、システムこそ違えど『鉄血のオルフェンズ』と同様。ガンダムの使用によって身体的負荷がかかるほか、かつて死者まで出たそう。倫理的問題を抱えたガンダムですが、なぜかスレッタだけは全く問題なく、意思疎通までこなしています。
一方でガンダム操縦のために強化された「強化人士」なるものも存在しており、エランはそのひとり。スレッタとの決闘に敗れたエランは意味深なシーンを介し、次の登場時には快活な「別のエラン」にすり替わっていました。
未だ戦争が描かれていないにもかかわらず学園内で死者(?)の出る展開に、視聴者からも「推しの死に堪えられない……」と悲鳴のようなツイートが続出。そしてSeason1の終盤ではミオリネやスレッタたちが「株式会社ガンダム」を設立し、「ガンダムは危険なものではない」というPR活動を開始しました。
しかし先日公開されたSeason2の予告PVでは、ガンダムパイロットのソフィが「ガンダムは暴力マシーンだってこと、お姉ちゃんに教えてあげるね」と発言。ナイフを突きつけるシーンなど、不穏な描写が満載でした。多くの新規ファンをガンダムシリーズへ取り込んだ同作だけに、今後の展開から目が離せません。
(LUIS FIELD)