【グルメマンガのすすめ】あ~それ絶対おいしいやつ! 「簡単レシピ系」マンガ3選
「丼」に特化したマンガで、どんぶり飯を食べつくす!

初心者レシピのなかでも、1人暮らしレシピとしてとても重宝する「丼もの」。食器も少なくて済むし、乗っけるだけでなんだか豪華に見えるし……カロリーが気になりつつも、ついつい丼にしてしまう人も多いのではないでしょうか?
でも、丼ものは意外と内容が偏りがちです。そこでぜひ活用してほしいのが、『どんぶり委員長』(市川ヒロシ/双葉社)です。本書は、先ほど紹介した2作品とは違い、丼ものだけに特化したグルメマンガです。
真面目で丼ものを「品のない食べ物」と嫌っていた委員長が、丼もの大好き男子で料理上手な吉田に感化され、どんぶり料理にはまっていくという作品。丼もの大好きなだけあって、この吉田が作るどんぶり料理は、ありふれたものとは一味違います。親子丼に温玉を乗せたり、1つの丼で2種類のコロッケ丼を完成させたり、厚切りベーコンを豪快に使ってみたり…とにかく意外とやったことのない組み合わせが多く、どれもとても美味しそうなのです。
ストーリーは基本的に委員長が吉田に丼のリクエストをし、吉田がそれに応えていく、という形で進んでいくのですが、だからこそ、吉田自身も与えられたお題に向き合い新しい丼に挑戦しており、2人で丼を極めていく様子が楽しめます。
紹介したどの作品も、「料理の基本」「手抜きズボラ飯」「どんぶり料理」と、1人暮らしに欠かせないものばかりです。ちなみに筆者は、『どんぶり委員長』の「秋ナスはステーキにして委員長だけに食わせろ丼」にはまって以降、食卓にナスが登場する度合いが一気に増えました。
美味しいレシピを何種類か知ると、そこからアレンジにアレンジを重ねて芋づる式にレパートリーが増えるので、きっと料理が好きになります。これから料理を始める皆さん、まずは1冊からでも、読んでみませんか?
●きこなび 月乃雫
料理&アニメライター。料理とアニメとSNSをこよなく愛す。深夜アニメは8割以上完走。好きなジャンルは、日常系、グルメ系、異世界転生系、シリアス系(完全ホラーを除く)など。料理は時短もの、アレンジもの、じっくりコトコト系が好き。ここ数年はボードゲームにもハマり中。
(きこなび 月乃雫)