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【グルメマンガのすすめ】なぜ読むと癒やされるのか? 「飲み女子」描いたヒット作3選

帰りにふらっと飲める幸せ…。1人居酒屋を楽しむ女子

『ワカコ酒』第1巻(徳間書店)
『ワカコ酒』第1巻(徳間書店)

 お酒をテーマにしたグルメマンガには、家飲みだけでなく、居酒屋飲みを描いた作品も多数あります。そのなかでも、読むとたまらなく居酒屋が恋しくなる女子飲み作品といえば、やっぱり『ワカコ酒』(新久千映/徳間書店)。

『ワカコ酒』は、酒飲みの舌を持って生まれたお酒大好きOL・村崎ワカコのひとり飲みを、ワカコ視点で描いた作品です。この作品は、主要キャラクターが基本ワカコのみで、描かれる場面もほとんど飲みの場面。その分、ワカコが味わう一口一口が丁寧に描かれていて、まるで自分がそれを体験しているかのような気持ちにさせてくれます。例えるなら、居酒屋シミュレーション作品!

 いろんなお店で、その時の気分でお酒とおつまみを選び、ひとり黙々と堪能する姿を見ていると、「大人ってなんて幸せなんだ」「私もひとり居酒屋やってみたい…!」と思わずにはいられません。メニューのチョイスもまた絶妙で、想像するだけでよだれが出そうです。

 3作品それぞれ形は違いますが、どのキャラクターたちも、お酒と向き合い、お酒の味や飲みの時間、その場の空気感を心の底から楽しんでいます。特別高価なお酒や豪勢な料理が出てくるわけではなく、どれも身近な材料で作れるものばかり。
 
 時には「缶チューハイと買ってきたお惣菜」、「梅サワーと駄菓子」なんて組み合わせもあります。でも、それでも「グルメマンガ」と呼ぶに相応しい、その組み合わせにしかない魅力があって、彼女たちはそれを満喫しているのです。

 そして、そんな等身大の「飲み女子」の姿は、いわば「オフ」の姿。これを覗き見ることができるのも、こういった作品の魅力のひとつではないでしょうか。
 
 普段は社会人らしく真面目に仕事をこなしている彼女たちのオンとオフの切り替わり、幸せをかみしめる瞬間、酔いが回って溶けていく様子を見ていると、どんな人でもやっぱり同じ人間なんだなあ、みんな普段は頑張ってるんだなあ……と、何だかほっとします。
 
 また、酔って紅潮した頬、とろんとした目は、女性の色っぽさを倍増させます。こういった部分も含めて、飲み女子漫画にはたくさんの「癒し」が詰まっているのです。

 お酒好きな人はもちろんのこと、お酒初心者や、日々のストレスで疲れ気味、癒しがほしい、という人は、まずはこの3作品から読んでみませんか? きっと、疲れた心をほぐして溶かしてくれることでしょう。

(きこなび 月乃雫)

●きこなび 月乃雫
料理&アニメライター。料理とアニメとSNSをこよなく愛し、深夜アニメは8割以上完走します。好きなジャンルは、日常系、グルメ系、異世界転生系、シリアス系(完全ホラーを除く)など。料理は時短もの、アレンジもの、じっくりコトコト系が好き。ここ数年、ボードゲームにもハマり中。

【画像】映画化にコラボ商品、描き下ろし漫画も…魅力多彩な「飲み女子」マンガ(9枚)

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