サメ映画に「新しい波」が来ている? BS12で『シン・ジョーズ』ほか一挙放映!
最近の10年で、サメ映画は過激な進化を遂げている
それにしても、なぜサメ映画はこんなにも人気があるのでしょうか? 海洋生物であるサメは、4億年もの昔から生息してきたと言われています。そんなサメですが、映画界では『ジョーズ』の大ヒット後以降、わずかな期間に大進化を遂げてきたのです。
サメ映画をより急激に進化させたのは、先述した米国の映画会社「アサイラム」社です。数々のZ級映画を放ってきた「アサイラム」社は、CGを多用して、サメ映画も大量生産してきました。
そのなかから、サメが竜巻に乗って空から降ってくる『シャークネード』(2013年)、双頭ザメが暴れ回る『ダブルヘッド・ジョーズ』(2012年)などのヒット作が生まれたのです。もはやサメは海にいる生物という概念は過去のものとなり、モンスター化が年々進んでいる状況です。
「凶暴なサメ」さえ出てくれば、どんな内容でも、出演者も誰でもOK、という自由奔放さがサメ映画の魅力です。ゾンビ映画やカンフー映画のような、低予算映画ならではの面白さだと言えるでしょう。
大手映画会社のワーナー・ブラザースが配給した、ジェイソン・ステイサム主演作『MEG ザ・モンスター』(2018年)は全世界興行収入が『ジョーズ』を上回る大ヒットとなり、サメ映画の製作本数はますます加速化しています。
国産のサメ映画も劇場公開で話題に

日本でも人気の高いサメ映画ですが、輸入ものばかりではありません。4月14日より公開が始まった『妖獣奇譚 ニンジャvsシャーク』は、純国産のサメ映画です。「スーパー戦隊」シリーズ、「仮面ライダー」シリーズ、「ウルトラマン」シリーズという日本三大特撮ドラマを制した坂本浩一監督の自信作になっています。
『ウルトラマンZ』(テレビ東京系)の平野宏周さん、『仮面ライダーゴースト』(テレビ朝日系)の西銘俊さんがダブル主演しており、特撮ファンも注目のサメ映画です。宮原華音さん、長野じゅりあさんら女優陣も、体を張ったアクションを見せています。
巨大な人喰いザメと凄腕の忍者が戦うクライマックスは、大変な盛り上がりを見せます。山田風太郎原作の『魔界転生』(1981年)などの伝奇映画を思わせる要素もブレンドされており、サメ映画がますますユニークな方向に進化しつつあることを感じさせます。
劇場公開中の『ニンジャvsシャーク』の劇場パンフレットによると、『ジョーズ』が公開された1975年から2023年までに、170本以上ものサメ映画が製作されているそうです。
このGWに、サメ映画の面白さにどっぷりと浸かってみるのはいかがでしょうか。
●BS12「シン・ゴールデンサメ劇場」ラインナップ
・4月29日(土)20時30分~『サメvsマイク・タイソン』
・4月30日(日)18時30分~『MEGALODON ザ・メガロドン』/20時15分~『シン・ジョーズ』
・5月1日(日)18時30分~『ロボシャークVS.ネイビーシールズ』/20時15分~『シャークストーム』
●劇場映画『妖獣奇譚 ニンジャvsシャーク』
・監督/坂本浩一
・出演/平野宏周、西銘俊、長野じゅりあ、宮原華音、桝田幸希、中村優一
・配給/エクストリーム R15+ 全国ロードショー公開中
(長野辰次)





