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そのおいしさ、「非日常」! アウトドアごはんの名作マンガ3選【グルメマンガのすすめ】

山頂でも異世界でも、自然の中での「おいしい」は格別

『山と食欲と私』第1巻(新潮社)
『山と食欲と私』第1巻(新潮社)

 一方、2015年から新潮社のWebマンガサイト『くらげバンチ』で連載されている『山と食欲と私』では、ひとりで登山を楽しむOL・日比野鮎美の「単独登山女子」としての登山ライフ、そしてそこで食べるアウトドアごはんが描かれます。当然ながら、登山の場合はご飯の前に「山に登る」というハードな有酸素運動が待っています。そのため、登場する料理には、身体のコンディションを調えるものも。『ゆるキャン△』に比べると、少しストイックです。

 鮎美が山頂で食べるウィンナー入りのラーメンや、にんにくネギ味噌入りのさけ雑炊、ピーナツオイルを使ったカシューナッツ炒めなど、スタミナのつきそうなメニューは、「これ食べられるなら登山する価値あるかも…」と思えるほどに魅力的です。

 また、山の食事はご褒美感が強く感じられ、それを頬張っている姿に「よかったね」「おめでとう!」と言いたい気持ちも芽生えてきます。読んでいると、一緒に登山をしているような、見守っているような感覚が味わえるのも、本作品の魅力のひとつです。

『ハクメイとミコチ』 第1巻 (KADOKAWA)
『ハクメイとミコチ』 第1巻 (KADOKAWA)

 また、アウトドアをテーマとした作品とは少し違いますが、自然とともに生きる姿とそこで生み出される料理が登場する『ハクメイとミコチ』もオススメ。森の中で暮らす身長9cmのこびと、ハクメイとミコチを中心とした日常を描いた、ゆるっとした世界観のファンタジーです。キャラクターは小さくても、食材のサイズはいたって普通。その食材のサイズ感からして新鮮です。

 彼女たちの世界では、天然食材をうまく活用した食生活を送っています。市場も存在し、食材をそこで調達することも。

 そうして作られる料理は、どれも特別感の漂うものばかり。採れたてのトマトを使って作るミネストローネや、山菜と干し肉のリゾットなど、素材を活かした料理を自然に囲まれて食べる贅沢は、「アウトドアごはん」の真骨頂なのではないでしょうか。

 ほかにもまだまだありますが、キャンプや登山の経験がなくても入っていきやすい『ゆるキャン△』『山と食欲と私』『ハクメイとミコチ』の3作品は、どれを読もうか悩んだら真っ先に読んでほしいアウトドアごはんコミックです。キャラクターたちと一緒にアウトドアを楽しむ準備はできましたか?

(きこなび 月乃雫)

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