驚愕!実写化で「性転換」したキャラ 「別物としてアリ」「意外な人気獲得」
実写オリジナルだけど、スピンオフ作品まで作られた人気キャラクター
●美し過ぎる闇金融の女経営者に? 『闇金ウシジマくん』滑川秀信

「10日5割(トゴ)」という、法外な金利で金貸しをする闇金融業者「カウカウファイナンス」と、債務者たちの人間模様や社会の闇を描いた人気漫画『闇金ウシジマくん』(作:真鍋昌平)は、アウトローで強面なキャラクターが多く、ドラマ、映画と実写化作品でも闇の社会を描いたダークな雰囲気は損なわれていませんでした。
実写化ではさまざまなキャラの設定が変わっていましたが、特に大きな変更点は準レギュラーの滑川秀信(なめりかわ・ひでのぶ)の設定を引き継いだ女性キャラクター、犀原茜(さいはら・あかね)の存在です。
原作の滑川は主人公・丑嶋の天敵であり、カウカウファイナンスの後ろ盾についているヤクザの一員でした。実写ドラマ、映画を手がけた山口雅俊監督は、インタビューで「当初は男性でのキャスティングを進めていたがキャステイングが難航した結果、性別を変更した」と語っています。
結果として滑川は闇金融「ライノー・ローン」の女経営者で、丑嶋を敵視するキャラクターとなり、女優の高橋メアリージュンさんが演じることとなりました。債務者にはきつく対応する反面、部下の村井には欲しがっていた帽子をプレゼントするなど優しさを見せる犀原は人気を集め、彼女が主人公となるスピンオフドラマ『闇金ウシジマくん外伝 闇金サイハラさん』も制作されています。
美しいビジュアルが印象的な犀原ですが、作中では「字幕がないとわからない」と話題になった早口でキレる様子や、滑川と同じく食べ方が汚い描写など、衝撃的なギャップも魅力のキャラクターです。もしもキャスティングが難航せず、原作通りの滑川が実写化でも登場していたら存在しなかったキャラだと思うと、これはこれで良かったのかもしれません。
●人気原作のキャラクターがまさかの女性に!『黒執事』シエル・ファントムハイヴ
名門貴族のファントムハイヴ家の当主・シエルと、家事から戦闘まで完璧にこなすセバスチャンがイギリスの女王陛下から命令を受け、未解決事件や奇妙な現象の真相を追うマンガ『黒執事』(作:枢やな)の実写映画は、物語の舞台が19世紀のイギリスから2020年の西洋と東洋の文化が入り乱れるアジア某国へと変更されています。
さらに実写映画において大幅な改変が加えられていたのは、品位・教養・武術・料理・容姿など、すべてにおいて完璧な執事、セバスチャンに無理難題をふっかけるわがままな主人、シエル・ファントムハイヴのキャラクターです。12歳でありながら、玩具・製菓の一流メーカー「ファントム社」を経営する天才実業家のシエルは、実写映画では剛力彩芽さん演じるファントムハイヴ家の末裔である男装の少女、幻蜂汐璃(げんぽう・しおり)に置き換えられています。ファントムハイヴ家では男子のみが当主となることを許されることから、汐璃は男装の姿で「清玄」(きよはる)と名乗り、素性を隠しながら両親を殺した敵を追う……という役柄です。
原作が人気なこともあり、キャストが発表されたときは戸惑う人が続出、公開後は「設定含めいろいろ違うから、『黒執事』の実写化とは別物として見た」「もともとシエルが女顔だから、女性が演じること自体はあんまり違和感がない」という感想も見られました。
(田中泉)





