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カヤに貰った小刀をサンに渡した! 「女たらし」とも言われたアシタカの真意とは

アシタカの真意は? 宮崎監督が明かす答え

アシタカにもらった玉の小刀を身につけるサン (C)1997 Studio Ghibli・ND
アシタカにもらった玉の小刀を身につけるサン (C)1997 Studio Ghibli・ND

 さらに1998年発売された映画制作の過程を追ったドキュメント本『もののけ姫はこうして生まれた』(徳間書店)では、アシタカとカヤの関係についての宮崎駿監督の解説が載っています。カヤの声はサンと同じく石田ゆり子さんが担当しており、石田さんにアシタカとカヤの会話シーンについて説明する際、宮崎監督は、アシタカが村を出るときに頭の上で結っていた髷を切ったことに関して、「あれはこの村では、もう人間でなくなることを表しているんです」と述べたそうです。そして、カヤが小刀を渡す場面では、彼女がアシタカとは二度と会えないことを悟っていることも説明しています。

 さらに宮崎監督は「いつもカヤを思おう」というアシタカのセリフに関しても、「カヤが(アシタカに)未練を残してしまうと辛いだろう(とアシタカは思った)と。(中略)アシタカはこの村に戻りませんから、永久の別れになるだろうと、ハッキリ言ってあげないとと思っている」と、説明していました。宮崎監督の言葉からも、アシタカはエミシの村を出る時点で、カヤへの思いや、婚約者だった関係性をきっぱりと断ち切っている、ということが分かります。

 また、ファンの間では、玉の小刀が「お守りするよう息を吹き込めたもの」であることに着目した考察もあります。玉の小刀がアシタカにとって「御守り」のような存在であったため、「人間との戦いに赴くサンにも『御守り』として持っておいてほしい、と願ったのではないか」というものです。

 また「タタリ神の呪いによって命が長くないと悟ったアシタカが、自分の形見のつもりでサンに小刀を渡したのでは」と考察する人もおり、上記のような公式の解説などを抜きにしても、アシタカの行動は「移り気な気性」によるものではない、と思う方も多くいるようです。

 たびたび議論を呼ぶ「玉の小刀」ですが、アシタカの真意を知ってから各シーン見直すと、また違った印象を受けるかもしれません。

(LUIS FIELD)

【画像】どっちも石田ゆり子の声!かわいいけどタイプは大きく違うサンとカヤを比較(4枚)

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