強烈タイトルで「どんな話?」となる秋アニメ3選 「見ないと損」「実は笑える」
豊作揃いの呼び声も高い秋アニメで、どの作品を視聴するかはもうお決まりでしょうか? さっそく一部の作品の放送がスタートし、ネット上では視聴後の感想も飛び交っています。そこでこの記事では「みなきゃ損!」ともいえる、「タイトルからは内容が想像できない」アニメを紹介します。
タイトルだけで弾かないで欲しい原作ファンオススメの秋アニメ
2023年の秋アニメは多数の話題作が揃ってさまざまな話題を呼んでおり、例年以上の盛り上がりを見せています。放送や配信、再放送を含めるとその作品数はなんと90を超えており、これだけの作品を全て視聴するのは難しいのが現実でしょう。
そしてどの作品を視聴するか選考するうえで、タイトル名のみで視聴を諦めている作品も多いのではないでしょうか。この記事では、タイトル名だけでは何の作品か分かりづらいもののスルーするには惜しい、期待の3作品を紹介します。
10月8日(日)22:30から放送開始されたインパクト大のタイトル『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』(原作:中村力斗 作画:野澤ゆき子)は、原作マンガのファンも多く、アニメ化決定の時点からかなり注目されていました。放送後、作画のクオリティの高さや、ストーリーの面白さ、ボケとツッコミの切れ味が鋭いギャグ描写が話題となっています。
主人公の愛城恋太郎は、中学では100回連続で失恋するほどの「恋愛弱者」でした。彼は高校生活での恋愛成就を祈願するために、神社を訪れます。そこで出会ったのは、なんと恋愛の神様でした。恋太郎は神様から「高校で出会う運命の人は100人いる」と告げられました。
しかし神様曰く、運命の人と出会った人間は「その相手と愛し合って幸せになれなければ死んでしまう」といいます。つまりもし恋太郎が100人のなかからひとりを選んだ場合、残りの99人には死の運命が待っているのです。
誰ひとりとして不幸な目に合わせないと誓った恋太郎は、自分を好きになる全ての女の子とお付き合いするという決意を固めるのですが……。第1話から好評の『100カノ』は、かなりの話題作になりそうです。
1990年2月の神戸市を舞台にした『ミギとダリ』(原作:佐野菜見)も、タイトルから内容を想像するのが難しい作品です。神戸市北区にあるオリゴン村の児童養護施設で過ごしていた双子の少年・ミギとダリは、ある日裕福で穏やかな老夫婦である、園山夫妻に養子として迎えられます。
しかし園山夫妻はふたりの少年「ミギ」と「ダリ」を、ひとりの少年「園山秘鳥(そのやまひとり)」として養子に迎えたのです。ふたりは双子である事実を隠し、交互に園山秘鳥を演じながらオリゴン村に溶け込んでいくことになります。
園山夫妻がミギとダリをひとりの少年として迎え入れた目的とは……。謎多きシリアスなストーリーが展開される同作ですが、要所要所に散りばめられたギャグ要素も見どころのひとつです。『ミギとダリ』はTOKYO MXにて10月2日から、毎週日曜25:35から放送中です。『阪元ですが?』でも知られ、23年8月に亡くなった佐野菜見先生のシュールな世界観に魅了される人が続出しています。
非常にパンチのあるタイトルで注目を集める『豚のレバーは加熱しろ』(原作:逆井卓馬 キャラクターデザイン:遠坂あさぎ マンガ版作画:みなみ)も、抑えておきたい作品です。第26回電撃小説大賞で「金賞」を受賞した人気作であり、このアニメ化決定時は、ファンの間で歓喜の声があがっていました。
主人公は「眼鏡ヒョロガリクソ童貞」という、残念な2つ名をもつ冴えない理系のオタクくんです。そんなオタクくんは、豚のレバーを生で食べたことで意識を失っていまします。その後、目を覚ますとなんとそこは豚小屋でした。主人公はまさかの「豚」への転生をしてしまったのです。
その後、豚と化したオタクくんが出会ったのは、豚のお世話をする美少女・ジェスでした。「イェスマ」という種族の彼女は人の心が読めるという能力をもっており、オタクくんの「妄想垂れ流し」の思考も受け止めてくれる優しさの持ち主です。そんな彼らは持ち前の読心術、理系頭脳を駆使して、異世界を「いちゃラブ」しながらサバイバルしていきます。
同作は、TOKYO MXにて10月7日(土)より24:30から放送が始まり、設定の斬新さや豚役の松岡禎丞さんとジェス役の楠木ともりさんの演技に好評が集まっています。
(マグミクス編集部)