電車でタバコも当たり前? ちょい懐かし平成アニメの「今は違和感ある」光景
電車のなかで平然とタバコに火をつける主人公

21世紀に入った2006年に放送されたアニメ『NANA-ナナ-』では、登場人物たちがこぞってアンテナ付きのガラパゴス携帯、通称ガラケーを使用しています。それこそ第1話では主人公の小松奈々がメールの早打ちを披露して、「さすが今どきの女子高生は違うな」と、もうひとりの主人公である大崎ナナを感心させていました。
また『NANA-ナナ-』第1話といえば、ナナが列車のなかで平然と喫煙するシーンも印象的でしょう。実際にネット上でも「電車のなかでタバコ吸ってて、わりと衝撃を受けた」「当時はこれ見て何も思わなかったけど、いまは違和感でしかないな!」といった声も相次いでいました。
さらにアニメ第30話では、駅構内やホームでタバコを吸うシーンまで描かれており、物語の舞台である2000年前後の日本社会が、まだ喫煙者に対してある程度寛容だったことがうかがえます。
タバコといえば、アニメ『クレヨンしんちゃん』の野原ひろしもかつては喫煙者でした。みさえの第二子妊娠をきっかけに喫煙をやめていますが、それまでは自宅はおろか、会社のデスクでも堂々とタバコを吸っています。今となっては、自分の席でタバコに火を付けようものなら、周りから怪訝な目で見られてしまいそうです。
『クレヨンしんちゃん』つながりでいうと、1993年に放送された「エアコンを買うぞ」というエピソードでも、時代を感じさせる描写がありました。今でこそ日本の夏は、エアコンがないと乗りきれないような暑さですが、どうやらそれまでの野原家は扇風機1台で夏場をしのいでいたようなのです。
ひとり暮らしのアパートでエアコンがないというのならまだしも、野原家のような一戸建ての家庭にエアコンが1台もないというのは、少し異常な光景ともいえるのではないでしょうか。ちなみに「エアコンを買うぞ」が放送された1993年は、いわゆる「平成の米騒動」が起きた「大冷夏」の年でもありました。
ひと昔前のアニメを視聴して、時代を感じられるのは大人になってからの特権です。この機会に、子供のときに見ていたアニメを振り返ってみるのもいいかもしれません。
(ハララ書房)

