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最終回なのに不穏すぎっ! 2023秋アニメのモヤッとしたラスト3選「え、これで終わり?」

アニメの最終回が必ずしもハッピーエンドで終わるとは限りません。昨年末まで放送されていた2023年秋アニメのなかにも、不穏なラストで幕を下ろした作品が数多くありました。そこで今回は、多くの視聴者が「えっ、こんな終わり方……?」と衝撃を受けた展開を振り返ります。

不穏なラストは続編への布石? それとも……

大団円かと思いきや、まさかのラストシーン! 画像は『キボウノチカラ~オトナプリキュア’23~』キービジュアル (C)2023 キボウノチカラ オトナプリキュア製作委員会
大団円かと思いきや、まさかのラストシーン! 画像は『キボウノチカラ~オトナプリキュア’23~』キービジュアル (C)2023 キボウノチカラ オトナプリキュア製作委員会

 新年を迎え、2023秋クールのアニメは終わりを迎えました。気持ちを切り替えて冬アニメを楽しみたいところですが、どうにも後ろ髪を引かれる、気になる終わり方をした秋アニメもあったようです。今回は、そんなモヤッとした最終回の数々を振り返ってみましょう。

※この記事は、『キボウノチカラ~オトナプリキュア’23~』『呪術廻戦』『東京リベンジャーズ』のネタバレを含みます。

●『キボウノチカラ~オトナプリキュア’23~』

 アニメ『キボウノチカラ~オトナプリキュア’23~』は、「プリキュア」シリーズ初の大人向けスピンオフとして制作された作品です。2007年から2009年にかけて放送されていた『Yes!プリキュア5』『Yes!プリキュア5GoGo!』の主人公である夢原のぞみ(CV:三瓶由布子)たちが成長し、大人になった姿が描かれました。

 そんな同作のクライマックスでは、初代プリキュアのキュアブラック(CV:本名陽子)とキュアホワイト(CV:ゆかな)、そして『ふたりはプリキュアMax Heart』のシャイニールミナス(CV:田中理恵)がのぞみたちのピンチに駆けつけます。力を合わせたプリキュアは無事に宿敵「シャドウ」を倒し、物語は大団円を迎えたかに思われました。

 しかしエンディング後に映し出されたシーンは、平和が戻ったはずの街で、身勝手な大人がゴミをポイ捨てし、そこからまたシャドウが生まれそうな怪しい気配が発せられるという少々不穏なものでした。人間に自分勝手な心があるかぎり、シャドウは何度でも生まれるという意味なのか、それとも続編への布石なのか……。今後、何らかの続報があることを期待しましょう。

●『呪術廻戦』第2期「懐玉・玉折/渋谷事変」

「週刊少年ジャンプ」の人気マンガ『呪術廻戦』のアニメ第2クール「懐玉・玉折/渋谷事変」もまた、不穏な最終回を迎えた作品のひとつです。秋クールから始まった「渋谷事変」編では、ハロウィンで賑わう渋谷を舞台に、主人公である虎杖悠仁(CV:榎木淳弥)を始めとした呪術師と、呪詛師、呪霊たちがシリーズ最大規模の激戦を繰り広げました。

 その戦いにおいて鍵となったのが、虎杖たちの担任教師であり、現代最強の呪術師でもある五条悟(CV:中村悠一)の行方です。特級呪物「獄門疆(ごくもんきょう)」に封印された彼を救うことが、呪術師側の大きな目標となっていましたが、結局助けることができないまま物語は幕を閉じてしまいます。

 そして虎杖は、呪術界における後ろ盾だった五条を失ったことで、これまで保留にされていた「死刑」の執行が決定されます。その執行役として選ばれたのは、『劇場版 呪術廻戦 0』の主人公だった乙骨憂太(CV:緒方恵美)でした。

 加えて五条の呪術界永久追放、呪術高専東京校の学長である夜蛾正道(CV:黒田崇矢)の死罪認定など、呪術界の上層部が衝撃の決定を行ったことが明かされ、SNS上では「最終回なのに不穏すぎる」「何ですか、この暗すぎる結末は?」といった声であふれかえっていました。すでに続編である「死滅回游」編の制作が決まっていますが、「渋谷事変」以上の地獄が待っているかもしれません。

【画像】初っ端から鬱展開… 第1話からずーーーっと不穏だった秋アニメ(4枚)

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