ファンサービスえぐ! 「アニオリ」が素晴らし過ぎた令和のジャンプアニメ3選
アニメで原作改変、「アニオリ」が行われると、たいていは原作ファンから激しく拒絶されてしまうものですが、ごくまれに「素晴らしい改変」と絶賛されることがあります。『BLEACH』、『るろうに剣心』、『キン肉マン』など、今回は令和の時代に放送された「ジャンプ」アニメに見る、神がかった改変に注目しましょう。
原作で描かれなかった戦いがアニメで

原作ファンの間で物議を醸すことの多いアニメの「原作改変」「アニメオリジナル」描写ですが、必ずしも失敗するとはかぎりません。むしろアニメオリジナルの要素を追加することで、大きな盛り上がりを見せることもありました。令和に放送された「週刊少年ジャンプ」作品のアニメのなかから、原作改変が「成功した」と言われる作品をご紹介します。
2022年に約10年ぶりの続編としてアニメ化された『BLEACH 千年血戦篇』では、原作で詳細が明かされなかった戦いが描かれ、ファンを喜ばせました。
今作で主人公「黒崎一護」の前に立ちはだかった敵は、1000年前に初代「護廷十三隊」に敗れ、復讐を誓った「ユーハバッハ」率いる「見えざる帝国(ヴァンデンライヒ)」という勢力です。原作でこの1000年前の戦いは描かれておらず、初代「護廷十三隊」に関しても素性が明かされていませんでした。
ところがアニメ第7話「BORN IN THE DARK」では、ユーハバッハの回想を通して、1000年前の戦いが約2分間にわたってたっぷりと描かれたのです。加えて第7話のエンディングも特殊仕様となっており、初代「護廷十三隊」メンバーのイラストが次々と映し出されるという内容でした。
そもそも初代「護廷十三隊」のビジュアルは、「週刊少年ジャンプ」2022年51号収録の久保帯人先生描き下ろし特別ポスターという形で初めて解禁されています。同誌が発売された矢先にアニメで彼らの活躍が描かれたため、当時ネット上では「ジャンプにあった初代護廷十三隊が出てくるとか福利厚生が手厚すぎる」「千年血戦篇の制作陣、BLEACHファンを喜びの淵に全力で沈めにきてない?」「最高に鳥肌立った」などの反響の声が飛び交っていました。
そのほか、2023年から再アニメ化された『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』で見られたのは、実写映画の要素を「逆輸入」したアニメオリジナルの演出です。
アニメ第13話「死闘の果て」では、人呼んで「人撃ちガトリング斎」こと「武田観柳」が登場し、主人公の「緋村剣心」と対峙します。その戦闘シーンにおいてガトリングガンを使用した観柳は、「ガトガトガトガト~!」と、雄たけびをあげながら銃弾の雨を降らせました。
実はこのシーンは原作や1996年版のアニメでは、そこまでテンションが高くありませんでした。おそらくこれは2012年に公開された実写映画において、香川照之さん演じる観柳が「フォーオー! たまんねぇなぁ!」と叫びながら、ガトリングガンをぶっ放したシーンのセルフオマージュです。
ちなみに現在「ジャンプSQ.」では、続編となる『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚・北海道編-』が連載されています。同作で再登場した観柳も、やはりハイテンションでガトリングガンを撃ちまくる実写版準拠のキャラクターと化していました。

