『ワンピース』Dr.くれはって実は… 最新話で増えた新たな謎と気になる過去
『ONE PIECE(ワンピース)』に登場する名医「Dr.くれは」には、意味深な言動が多くありました。現在141歳という長寿の理由や、「D」の秘密など、ファンの間では彼女の正体を巡るさまざまな考察が展開されています。彼女は今後、物語の鍵を握る重要人物になるのでしょうか?
Dr.くれはには、秘められた経歴があった?
※本記事には、『ONE PIECE』最新話付近の情報が含まれています。ご了承ください。
マンガ『ONE PIECE(ワンピース)』に登場する「Dr.くれは」は、「偉大なる航路(グランドライン)」にある「サクラ王国(元・ドラム王国)」に住む医者で、「トニートニー・チョッパー」に医術を叩き込んだ人物です。彼女の年齢は141歳であり、およそ人間ではありえないほどの長寿としても印象的なキャラクターといえるでしょう。そのDr.くれはの正体について、ファンからはさまざまなうわさがささやかれています。
Dr.くれはは、作中で最初に「海賊王」の本名「ゴールド・D・ロジャー」を明かした人物です。その直後、ルフィもロジャーと同じく「D」の名を持つことを知ったDr.くれはは、「生きてたのか、『D』の意志は…」と「『D』の意志」という言葉も口にしていました。
これらのことから、彼女が「Dの一族」にまつわる真実を知っているのではないか、と予測されています。また、1113話では、「Dr.ベガパンク」の口から、この世界が海に沈むと明かされました。そしてDr.くれはが山頂にある城に住んでいることから「事前に世界が海に沈むことを知っていたから、山頂に住んでいるのでは?」との考えが浮上しています。
Dr.くれは、意味深な言動以外にも気になる部分がありました。それは、いまや「四皇」の一角となった「黒ひげ」こと「マーシャル・D・ティーチ」率いる黒ひげ海賊団がドラム王国を襲撃した事件についてです。彼らがなぜドラム王国を襲撃したのか、その理由はいまだ謎に包まれています。
一部のファンからは「黒ひげ海賊団はドラム王国を狙ったのではなく、Dr.くれはを探していたのでは?」という説が出ています。このように、物語に大きく関わってきそうなDr.くれはに、『ONE PIECE』第1125話で新たな「可能性」が浮上しました。
それは、Dr.くれはがもともと「聖地マリージョア」で研究職に就いていたのではないか、という説です。同話では、「五老星」のひとり「ジェイガルシア・サターン聖」の回想のなかで、約200年前の世界の様子が描かれました。
当時、廃棄を命じられていた「鉄の巨人」が、サターン聖の命令によって研究の対象になった際、研究者のなかにDr.くれはの若かりし頃を想起させる人物がいたのです。ただ、Dr.くれはの特徴的な鼻やあごなどが隠されているため、本人であるかどうかは判断が難しいところでもあります。
また、現在のDr.くれはの年齢が141歳という設定についても、約200年前の回想に登場しているのは時系列が合わないという問題もあります。しかし、過去には、『ONE PIECE』公式で「故人」だと言われていた「ハグワール・D・サウロ」が生きていたこともあります。そのため「実際にはDr.くれはの年齢は141歳以上」「なんらかの方法で年齢を操作している」など、今後、新たに明かされる情報があるかもしれません。
さまざまな憶測の飛び交うDr.くれはは、これから物語に大きく関わってくることはあるのでしょうか? 次の展開を待ちたいところです。
(LUIS FIELD)