『ワンピ』悪魔の実は「2個食べたら粉々」 最近ついに「詳細」が描かれた?
『ONE PIECE』の世界で「悪魔の実」は、ふたつ目を食べると「死ぬ」といわれています。そして最新巻で描かれたとある展開を受け、この悪魔の実に関する新たな考察が注目を集めました。
「悪魔の実のエキス」でも危険?

人気マンガ『ONE PIECE』の世界には、ひと口かじると不思議な能力が身に付く果実「悪魔の実」が存在します。悪魔の実は、2種類以上食べることができず、ふたつ目の実を食べた瞬間、粉々に砕け散ってしまう恐ろしい悪魔の呪いがあると言われてきました。最新111巻に収録されたある場面では、ついにこの呪いが発動したと思われるような描写があり、ファンの間でさまざまな考察が飛び交っています。
これまで、ふたつの悪魔の実を食べたことが確認されているのは、四皇の「黒ひげ」こと「マーシャル・D・ティーチ」のみです。以前に、元CP9の「ブルーノ」が、ふたつ目の悪魔の実を食べた事例として「体が跡形もなく飛び散って死ぬ」と語っていましたが、黒ひげは無事に「ヤミヤミの実」「グラグラの実」と、2種類の能力を手にしています。
ただし、黒ひげは「体の構造が異形」といわれており、詳細は不明ですが、彼は例外中の例外といえる存在でしょう。
リスクが大きいため、これまで黒ひげ以外に誰かが複数の悪魔の実を食べようとした描写はありませんでした。ただ、「エッグヘッド編」で主人公「モンキー・D・ルフィ」たちと戦った「五老星」のひとり「ジェイガルシア・サターン聖」が、悪魔の実をふたつ食べたのではないかと噂されています。
それはエッグヘッド編終盤、サターン聖が突然苦しみ出して死亡し、最終的に骨だけになってしまった描写が根拠となっているようです。サターン聖が骨になる前に、「ボン!!」という音とともに爆発が描かれているコマがあり、その下のコマではサターン聖の死を目撃した海軍中将たちが、爆風で吹き飛ばされているように見えます。
そして、倒れ込む中将たちのそばを、悪魔のような影がふたつ通り過ぎていく様子が描かれていました。これはサターン聖がふたつの悪魔の実を食べ爆発し、実の悪魔たちが逃げていったことを示唆しているのではないか、といわれています。
サターン聖はかつて、「『エキス』で(悪魔の実の)能力を与えられるかの『実験』」をしていたことを語っており、実際に「最悪の世代」のひとり「ジュエリー・ボニー」はそのエキスから悪魔の実の能力を得ていました。
サターン聖が死んだ第1125話では、机に腰掛ける彼のそばに紅茶のカップが置かれており、また、苦しみ出したコマで食器が割れるような音もしています。もしかすると紅茶に前述の、「悪魔の実のエキス」が入れられていたのではないでしょうか。
サターン聖を含め「異形の怪物」になる五老星の能力の詳細は不明ですが、仮に悪魔の実の能力者だとすれば、エッグヘッドで失敗が続いたサターン聖を処分するため、謎の権力者「イム様」の指示でエキスが入れられたのかもしれません。
話題の説の通りなら、サターン聖の死体は頭蓋骨がきれいに残っていたので、悪魔の実をふたつ食べても噂されているほど「粉々」にはならないようです。サターン聖が死んだ際に何かしらの爆発が起きたことは確実で、この詳細が明かされる日が待たれます。
(LUIS FIELD)