特撮界最強の男? 「さらばウルトラマン」放送58年で話題 倒された「もう1体」は?
TV1シリーズ『ウルトラマン』最終話の放映日ということで、ネット上でもこれに関する話題が見られるなか、「ゼットンとゴジラを倒した男」という印象的なワードが見られました。どういうことでしょうか。
「最強」の定義にもよりますが…確かに「特撮界最強」かも

2025年4月9日、SNS上の一部で「さらばウルトラマン」というワードが話題となりました。
これは1967年4月9日にTV放送された、『ウルトラマン』第39話の副題「さらばウルトラマン」のことで、今年で放送から58年となります。最終回ということもありますが、なによりその衝撃的な内容で長年、広く語り継がれてきました。
ご存知のようにこのエピソードは、いまだ最強とうたわれる「宇宙恐竜 ゼットン」の登場、ウルトラマンの敗北、人類の叡智による勝利、そしてゾフィー初登場と、語られる内容も多いものです。
ネット上でも多くの人がさまざまに本エピソードを振り返るなか、「ゼットンとゴジラを倒した男」というパワーワードが見られました。これは俳優の故、平田昭彦さんのことです。
平田さんは『ウルトラマン』で、「科学特捜隊」の兵器開発を担当する「岩本博士」を演じていました。岩本博士は、眼前でウルトラマンが倒され最大の危機を迎えた科学特捜隊のメンバーのもとへ、完成したばかりの新兵器「無重力弾(ペンシル爆弾)」を携え駆けつけます。これによりゼットンは倒され、事態は終息を見るのでした。
その平田さんは、映画『ゴジラ』(1954年)にも、「芹沢博士」こと「芹沢大介」役で出演しています。芹沢博士は「ゴジラ」を倒すことになる「オキシジェン・デストロイヤー」の開発者でした。
つまり「ゴジラ」と「ゼットン」という、特撮怪獣のなかでも「最強」と形容される巨頭2体が、平田さん(が演じる役)の頭脳により葬り去られたというわけです。「特撮界最強の男」というのも、あながち大げさではないかもしれません。
(マグミクス編集部)