すでに「最後まで見たい」声多数の「オトナ向け」2025春アニメ 「意外と激しいシーンも」
2025年4月から新作アニメの放送が始まり、SNSでは連日各作品の関連ワードがトレンド入りするなど大きな盛り上がりを見せています。なかには大人向けの内容で、謎めいた伏線が随所に散りばめられており、毎話どのような展開が待ち受けているのか楽しみな作品もあります。
内容は少し難解でもどハマりの予感?

2025年も4月の半ばになり、新作の春アニメが続々と放送されています。そのなかには、大人向けとも思えるディープなストーリーや迫力のアクションシーンで、予想以上に高い評価を集めている作品も登場しました。
●『九龍ジェネリックロマンス』
アニメ『九龍ジェネリックロマンス』(原作:眉月じゅん)は、2019年から「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載中のマンガが原作で、実写映画化も決定している作品です。
「九龍城砦」という街の不動産会社で働くOL「鯨井令子(CV:白石晴香)」は、同僚の「工藤発(CV:杉田智和)」に密かな想いを寄せています。しかしある日、工藤に婚約者がいることが判明し、その相手が令子とそっくりな女性であることが明らかになりました。さらに令子は、自身に過去の記憶がないことに気付き、物語は次第に謎めいた展開へと進んでいきます。
第1話では、寝ぼけた工藤が令子を婚約者と勘違いし、激しいキスを交わすシーンが描かれ、意外な展開に驚いた視聴者も多かったようです。また、令子の正体や工藤の過去など、随所に伏線が散りばめられ、放送後には「早く続きが観たい」という声が多々あがりました。
『九龍ジェネリックロマンス』は、毎週土曜23時よりテレビ東京系列で放送中、アニメ放題やdアニメストアなどで順次配信されています。
●『LAZARUS ラザロ』
『カウボーイビバップ』で知られる渡辺信一郎監督が手掛けるオリジナルアニメ『LAZARUS ラザロ』は、苦痛から解放される薬「ハプナ」が流行した近未来を舞台に、開発者の「スキナー博士(CV:山寺宏一)」を確保するため、エージェントチーム「ラザロ」が暗躍する物語です。
第1話では、脱獄常習犯の「アクセル(CV:宮野真守)」がチームに迎え入れられた経緯が描かれ、第2話ではスキナー博士を捜すため、ラザロのほかFBIなどの組織も行動を開始します。
特に注目されたのは、第1話でアクセルが刑務所から脱獄するシーンです。街中を駆け抜け、高層ビルから飛び降りる大胆なアクションが、迫力ある作画と相まって大きなインパクトを残しました。今後、アクセルたちがスキナー博士の行方を追うなかで、どのような真相にたどり着くのか目が離せません。
『LAZARUS ラザロ』はテレビ東京ほか7局にて毎週日曜日23時45分より放送中で、U-NEXT、DMM TVなどで順次配信されています。
●『鬼人幻燈抄』
2024年3月31日より放送中の『鬼人幻燈抄』は、中西モトオ先生の小説が原作で、コミカライズ化(作画:里見有)もされている人気作です。
物語は、主人公「甚太(CV:八代拓)」と妹「鈴音(CV:上田麗奈)」が家出し、「葛野村」で暮らすことにする場面から始まります。やがて甚太が18歳を迎えた日、鈴音が鬼となって村の巫女を惨殺する事件が発生し、甚太は「甚夜」と名を改め、妹を討つために江戸から平成へと時代を超える戦いへ身を投じることになりました。
本作は2クール連続での放送が決定しており、初回は1時間スペシャルとして放送され話題になりました。第3話までの放送時点で、「ダークな世界観と迫力あるアクションが魅力」と好評を得ています。王道ながら重厚な展開に、ファンからは「30代から50代に特に刺さりそう」との声もあがり、今後の展開への期待が高まっているようです。
『鬼人幻燈抄』はTOKYO MXにて毎週月曜日24時から放送中で、Netflix、Huluなどで順次配信されています。
(LUIS FIELD)