ファミコンの「大人の表現」で“突先”は見えた? 「限界に挑んだ」ソフト3本を検証
最も「突先」に迫ったファミコンソフト?

「突先」の話題で最も外せないタイトルといえば、『ゴルゴ13 第一章神々の黄昏』を外すわけにはいきません。
本名不明で「ゴルゴ13」というコードネームのみ知られている主人公は、原作のマンガと同様、本作のなかでも女性を魅了し、ホテルで「大人の時間」を過ごします。
この時、女性は自ら衣服を脱ぎ、ブラジャーもなくパンツのみの姿に。その積極性にもうならされますが、数パターンとはいえ服を脱ぎ、足元に落とすドットモーションがしっかり用意されている点も、素晴らしいの一言です。
そして服を脱いだ女性の胸の頂点には、わずかですが明らかに肌色とは違う色味が! これを「突先」だと睨んだプレイヤーは、限界越えの表現に興奮したことでしょう。
ただし、この描写を「突先」そのものだとは断言できません。「突先」ではなく、その部分に光が当たって生まれた影をドットで表現した、という解釈もできます。1点のドットが、「突先」なのか影なのか。その答えは、見る者によって変わることでしょう。
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いかなる時代でも、「なんの規制もない表現」というのは難しいものです。そして、規制があるからこそ、どのように表現するか、知恵とアイデアを絞り、かつてない描写が生み出されることもあります。
行き過ぎた規制は衰退を招くばかりの悪手ですが、適度な規制が新たな表現につながることもあり、そうした文化には十分な価値を感じます。いまとは一味違う、ファミコン時代の「セクシー表現のこだわり」も、味わい深いばかりです。
『メタルスレイダーグローリー』:
(C)HAL LABORATORY INC. 1991 (C)☆YOSHIMIRU. 1991 (C)LIVE PLANNING. 1991
(臥待)





