「どうやって見つけたんだ」スーパーマリオの、マジで危険だった「隠し要素」
カセットや本体を危険にさらす「禁断の技」 やり方は…?

「256ワールド」の出し方はこうです。まず『スーパーマリオ』のカセットをファミコン本体に差し込み、どのプレイ段階でも構わないのでそのままカセットを抜き取ります。次に『テニス』のカセットを差し込んでリセットボタンを押し、そのまま『テニス』をプレイして、また電源を切らずにカセットを抜き取るのです。
そこに再度『スーパーマリオ』のカセットを差し込んでリセットボタンを押し、タイトル画面が表示されたらAボタンを押しながらスタートボタンを押します。すると、256ワールドのどこかのステージがスタートする……といったものでした。
なぜこのような現象が起きるのかというと、ファミコン本体のRAMと呼ばれる一時記憶領域に読み込まれた情報が、電源を切るまでは消えない仕様となっていたためです。『スーパーマリオ』のデータを残したまま『テニス』でデータを上書きし、再度『スーパーマリオ』に戻すことで『テニス』のデータを反映したステージが始まる仕組みとなっていたのです。
「危険な行為」せずとも実現可能に?
電源を入れたままのカセットの抜き差しは、ファミコン本体やカセットを破損させる可能性もある危険な行為です。しかし当時の熱狂ぶりを思い起こすと、危険を冒してでも人が知らない領域に到達したいという欲求があっても不思議ではありません。
なお、すでに詳細な仕組みは解析されており、『ファミリーベーシック』を使用して256ステージのなかから好きなステージを呼び出す方法も確立されています。RTA(リアルタムアタック)の対象として今も『スーパーマリオ』は記録が更新され続けており、今でも多くの人を引きつけ続けています。
(早川清一朗)





