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『ガンダム』ターンエー“設定画”をガンプラで再現したら…「引き算の美」「シド・ミードの美学」と1万いいねの反響

imapressoさんがXに投稿したガンプラ「HG ターンエーガンダム(シド・ミード設定画風)」が1万いいねを超える反響を集めました。カラフルな配色を排除し白一色で仕上げた大胆な作品に「設定画から飛び出してきたみたい」と絶賛の声が寄せられました。

「設定画から飛び出してきたみたい」

imapresso(@imapresso)さん制作による「HG ターンエーガンダム(シド・ミード設定画風)」/写真提供:imapressoさん
imapresso(@imapresso)さん制作による「HG ターンエーガンダム(シド・ミード設定画風)」/写真提供:imapressoさん

 imapresso(@imapresso)さんがX(旧:Twitter)に投稿したガンプラ「HG ターンエーガンダム(シド・ミード設定画風)」が1万いいねを超える反響を集めました。オリジナルデザインのカラフルな配色を一切排除し、全身をほぼ白一色で仕上げた大胆な改造作品に、ファンからは「設定画から飛び出してきたみたい」「まさに眼福」と絶賛の声が寄せられました。

 伝説的な工業デザイナー、シド・ミード氏が手がけた「ターンエーガンダム」の設定画。そこには「機能と美の調和」を追求した工業デザイナーならではの造形美が見て取れます。imapressoさんの作品は、その美学を立体模型で見事に再現されています。

 通常の「HG ターンエーガンダム」は、ガンダム機ではおなじみの白・青・黄・赤を基調としたカラフルな配色が特徴です。しかしimapressoさんは、これらの色をすべて排除し、全身をほぼ白一色で統一しました。「普段は情報量を増やすことに注力していますが、今回はシンプルな美しさを求める引き算の制作になりました」と、制作方針の転換を語ります。

 この大胆な選択には大きな不安も伴いました。「白一色での仕上げは単調なものになるのではないか? 設定通りのカラーリングにするべきではないか? と悩みました」とimapressoさん。当初はアニメ塗りやエッジに線を描いてイラスト感を出す予定でしたが、習作として制作したRX-78で「単色でも立体感が出ている」ことを確認し、白一色を貫く決断をしたといいます。

 単色だからこそ、粗が目立たないよう「丁寧な整面処理をがんばりました」とimapressoさん。肩アーマーは横をくり抜いて内部フレームを作成し、前後を固定。サーベルマウント部を削除するなど、大胆な改修を施しています。「面をそろえ、つなげ、薄くして、エッジを出す。それらを積み上げることが今作の要だと思いました」という言葉通り、工業デザインのコンセプトアートのような完成度に仕上がっています。

 さらに、『ターンエーガンダム』といえば劇中に登場する牛も忘れてはなりません。imapressoさんはエポキシパテで牛のミニフィギュアまで自作し、作品に添えました。

 プラモファンからは「設定画から飛び出してきたみたい」「シド・ミードの設定画ってこんなに格好良かったんだと思う作品」「美しい」「まさに眼福」と、設定画の魅力を再発見させる作品として高く評価されています。

 imapressoさんは、作品への反響について「初めて1万いいねを越えたのは嬉しかったです。ターンエーガンダムを作成している人が少なかったのも目新しかったのかもしれません。エポパテで作った牛を添えた事がよかったと思います」と喜びを示しつつ、「これからはMGサイズや、他のジャンルの模型、ウェザリングなどの表現方法も練習していければと考えています」と今後の展望を語りました。いつかターンXやフラットも制作したいとのことで、今後の作品にも期待が高まります。

(マグミクス編集部)

【画像】え…っ!「美しい」「眼福」 こちらが『ガンダム』ターンエー“設定画”を見事再現した美麗ガンプラです(8枚)

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