『ばけばけ』第20週 意外なキャラが熊本までついてくることが確定! でも史実を見ると「まさかの事件を」「クズやん」
連続テレビ小説『ばけばけ』では第20週から熊本編が始まります。そこには、意外な登場人物がついてくるようです。
同居人が一気に増える?

2025年後期のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』は『骨董』『怪談』などの名作文学を残した小泉八雲(パトリック・ラフカディオ・ハーン)さんと、彼を支え、さまざまな怪談を語った妻の小泉セツさんがモデルの物語です。
第19週95話では主人公「松野トキ(演:高石あかり)」と夫「レフカダ・ヘブン(演:トミー・バストウ)」が、松江を離れて熊本に出発しました。ヘブンの親友で同僚の「錦織友一(演:吉沢亮)」は、当日の見送りに現れず、さらに最後には喀血する姿も描かれています。
衝撃的なラストでしたが、続く第20週の予告では特に錦織の姿はなく、トキたちの熊本での新生活の様子が流れていました。気になる週明け第20週96話のあらすじを見てみましょう。
公式サイトには
「トキ(髙石あかり)とヘブン(トミー・バストウ)の熊本での新生活が始まった。司之介(岡部たかし)やフミ(池脇千鶴)、松江からついて来た丈(杉田雷麟)、正木(日高由起刀)、永見(大西信満)に、新たに女中のクマ(夏目透羽)を加え、松野家は大所帯に。充実した新天地での新生活かと思いきや、トキとフミははじめての女中との生活に戸惑いを隠せない。ヘブンもまた、熊本での生活に違和感を抱えている」
と書かれています。司之介とフミはもちろん、95話で熊本に行くことを決めた錦織の弟の丈と同級生の正木も、ヘブンたちと同居するようです。
さらに、ヘブンの専属車夫である永見剣造も、熊本についてきています。住み込みの車夫なので、以前よりいい待遇と言えるかもしれません。
実はラフカディオ・ハーンさんは、松江で雇っていた車夫をそのまま熊本まで連れていったそうです。1891年11月15日、セツさんと蒸気船で松江を出発したハーンさんは、その後に宍道町から広島まで人力車で4日かけて中国山脈を越え、広島県の呉から一晩かけて船で福岡県の門司港に渡り、そこから汽車で熊本に向かいました。
そんな過酷な旅を担った車夫は、広島でハーンさんに熊本までついていきたいと懇願してきたそうで、ハーさんは仕方なく彼を連れていくことにします。熊本市はかなり広く、ハーンさんが住んでいた武家屋敷から職場の第五高等中学校(現在の熊本大学)までは3km以上離れていたため、車夫の存在はかなり助けになったそうです。
しかし、ハーンさんは熊本について間もない1891年12月末、親友の西田千太郎さん(錦織のモデル)宛の手紙で、この車夫をお払い箱にしたことを語っています。
車夫は松江に妻を残してきており、そのことを不憫に思ったハーンさんは彼に往復の旅費や宿泊費となる14円50銭と、ちゃんとした服を与え、松江に帰るよう言いました。ただ、車夫はハーンさんの目をごまかし、そのお金をほかのことに無駄遣いしてしまったといいます。
ハーンさんは手紙で「わたしは、もう助けることはできませんでした――と言うのは、そのずるさにおろかさが重なって、もう一日たりともわが家に置くことはできなかったのです」と、車夫をやむなくクビにしたと綴っていました。
永見は不器用でまじめな男なので、そのようなことは起きないと思いたいですが、果たしてどうなるのでしょうか。熊本編に注目です。
※高石あかりさんの「高」は正式には「はしごだか」
参考書籍:『ラフカディオ・ハーン 西田千太郎 往復書簡』(八雲会)、『八雲の妻 小泉セツの生涯』(潮出版社)
※本文の一部を修正しました。(2026.2.13 15:04)
(マグミクス編集部)

