「とりあえず全部乗せとこう」過剰さは魅力のひとつ「武装てんこ盛りガンダム」3選
「ガンダム」シリーズには時折、大型の重火器や追加装甲で強化された「てんこ盛りガンダム」が登場します。見た目もさることながら、設定やバックグラウンドにも大きな魅力がありました。
見た目だけじゃない「てんこ盛りガンダム」の魅力

2026年1月30日公開の『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』に、劇場版オリジナルモビルスーツ(MS)「アリュゼウス」が登場し話題となりました。
同機は第1作にも登場したMS「ペーネロペー」が正式配備される以前、高速飛行形態の練習機として急造されました。機体のコアに改修された「量産型νガンダム」を据え、ペーネロペーと同じく重厚なフライト・ユニットを装備しています。
「ガンダム」シリーズには時折こうした、大型の重火器や追加装甲をこれでもかと装備した「武装てんこ盛りガンダム」が登場します。近いところでいえば、たとえば「νガンダムHWS(ヘビー・ウェポン・システム装備型)」の名前があげられるでしょう。
同機は「νガンダム」を、これまでのフルアーマー技術の集大成で性能アップさせたプランで、「第二次ネオ・ジオン抗争(シャアの反乱)」の長期化に向けて設計されました。従来の「フィン・ファンネル」にくわえ、2門の大口径砲を搭載した「ハイ・メガ・シールド」や、大型化した「ハイパー・メガ・ライフル」で火力が強化されています。
しかし、そもそものシャアの反乱が予期せず早い決着を迎えたために、ペーパープランのまま日の目を見ることはありませんでした。
これより少し後の時代には「フルアーマー・ユニコーンガンダム」が見られます。同機は『機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)』の主人公機「ユニコーンガンダム」の強化型として、作中終盤に登場しました。
母艦の「ネェル・アーガマ」に用意されていた、ありあわせの武装で強化された機体は、主人公「バナージ・リンクス」の友人「タクヤ・イレイ」が発案し、アナハイム・エレクトロニクス社の「アーロン・テルジェフ」の協力で実現しました。特徴的な遠隔操作もできるシールドを3枚に増やし、「対艦ミサイルランチャー」や「ハイパーバズーカ」といった火器も増設しています。
通常時と同じく、ユニコーンモードからデストロイモードへの変形を備え、増設された強化パーツが変形の動きを阻害しないように配置された機体です。
これと同時代が舞台の『ガンダムUC』外伝マンガ作品『機動戦士ガンダムU.C.0094 アクロス・ザ・スカイ』(作:葛木ヒヨン/シナリオ:関西リョウジ/メカニックデザイン:カトキハジメ/キャラクターデザイン:蒼依ふたば(STUDIO G-1 NEO)/原案:矢立肇、富野由悠季/KADOKAWA)や、続編の『機動戦士ガンダムU.C.0096 ラスト・サン』(作:葛木ヒヨン/シナリオ:関西リョウジ/メカニックデザイン:石渡マコト/原案:矢立肇、富野由悠季/KADOKAWA)に登場する「ガンダムデルタカイ」も、違った意味で多くを盛った機体です。
同機は可変型MS「デルタプラス」の改修機として、元から備えていたビーム兵器「ロング・メガ・バスター」に加え、さらに大口径のビーム兵器「ハイ・メガ・キャノン」やサイコミュ兵器「プロト・フィン・ファンネル」など武装を増やしました。
加えて、それら火器の複雑な管制やサイコミュ兵器の運用を可能とするため、一般兵にもニュータイプ能力を人為的に付与する(強化人間化する)「n_i_t_r_o(ナイトロ)」と呼ばれるシステムも搭載しています。ただ、システムを使用するたびパイロットの人格に影響を及ぼし、過激性が増していき、最後には精神を壊してしまう危険性のあるものでした。
(LUIS FIELD)



