マグミクス | manga * anime * game

『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』鑑賞前に用意すべきもの

2020年9月18日(金)、京都アニメーション制作の『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』が公開されました。

開始5分で涙が出てしまう…

入場者特典「オスカーの小さな天使」 (C)暁佳奈・京都アニメーション/ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会
入場者特典「オスカーの小さな天使」 (C)暁佳奈・京都アニメーション/ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会

 2020年9月18日(金)、京都アニメーション制作のアニメ『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』が公開されました。事件、新型コロナウイルス感染症の影響で2度の延期を経て、ついに迎えた公開初日。4連休前の金曜日で、平日勤務の会社員は休みを取るのも難しい日程にも関わらず、主要な映画館は満席が目立ちました。TVシリーズ、劇場版外伝を見てきたファンにとっては、待ちに待った日です。

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は、暁佳奈氏による小説が原作。入場者特典として、同氏による書き下ろし小説3種がランダムで配布されました。鑑賞開始前に読み切れる分量の短編です。筆者が受け取ったのは「オスカーの小さな天使」。TVシリーズ第7話で登場した、妻と娘を失った戯曲家・オスカーのエピソードです。

 大戦で「兵器」として生きた主人公、ヴァイオレット・エヴァーガーデン(CV:石川由依)。激しい戦闘の末、生死が分からないままとなったギルベルト(CV:浪川大輔)が遺した「愛してる」の言葉の意味を知りたいと、手紙の代筆業・自動手記人形(ドール)となります。劇場版本編では、TVシリーズでヴァイオレットが触れ合った登場人物の「その後」をたどり、物語は進みます。

 冒頭で登場するのは、初めて見る少女。感情に繊細に触れる演出で、涙ぐんでしまうほど。時計を見ると、まだ上映開始5分ほどでした。

 その後も、涙を流さずにはいられないシーンが続きます。鑑賞中はマスクの着用が求められます。これから劇場に行く方は、マスクの替えを持っていくことをお勧めします。エンドロールでは、TRUEの透き通る歌声と優しいピアノが揺さぶられた心を癒やしてくれます。ほっと心が落ち着いたあと、また涙を拭く必要が……。SNS上では、「ハンカチがしぼれそうなほど泣いてしまった」との声も。1枚や2枚では足りないかもしれません。女性はアイメイクを控えめに。鑑賞後に予定がある際は、メイク直しの道具が必須です。

 体は「泣き疲れ」を感じてしまうかもしれない本作。ですが、コロナ禍や猛暑などさまざまな”我慢”で自覚している以上に疲れている心は、きれいな涙が癒やしてくれるでしょう。

(マグミクス編集部)

【画像】鑑賞後に見返すと…本編カットを見る(20枚)

画像ギャラリー

1 2