「キラメイレッド」の小宮璃央さん、成長した1年を語る…「仲間に恵まれて自信に」
『魔進戦隊キラメイジャー THE MOVIE ビー・バップ・ドリーム』の公開を前に、熱田充瑠/キラメイレッド役の小宮璃央さんにインタビュー。1年間の演技を通じて実感した、自身の成長について語っていただきました。
熱田充瑠と重なった自分の「弱さ」。仲間に恵まれ挑戦できた

2020年3月に放送開始したスーパー戦隊『魔進戦隊キラメイジャー』は、この2021年2月で物語もいよいよ大詰め。2月20日から、劇場作品『魔進戦隊キラメイジャー THE MOVIE ビー・バップ・ドリーム』も公開されています。眠りについた人びとが夢から覚めないという事件が発生し、キラメイジャーたちが人々を助けるため夢の世界に赴く……という物語が展開します。
TVでの本編と同様に、熱田充瑠/キラメイレッド役として映画に出演する小宮璃央さん。1年間、キラメイレッドを演じた感想や映画の見どころなどについて、お話を聞きました。
* * *
ーー1年間、熱田充瑠/キラメイレッド役を演じた感想をお聞かせ下さい。
小宮璃央さん(以下、小宮) 本当に皆さんからいただいたものがたくさんあり、すごく感謝しています。ドラマの撮影は初めてだったけれど、ここまで成長させてくれたのは監督やスタッフさんのおかげです。キャストやレギュラーメンバー、いろいろな方に感謝しています。
ーー新型コロナの大きな影響もありましたね。
小宮 昨年2月にウイルスがまん延して撮影も1か月止まり、さらに自分も感染して全てのスタッフさんに迷惑をかけてしまい、罪悪感に押しつぶされそうになりました。入院中、つらい思いをしていたときに、メンバー役のキャストが電話してくれて、心のよりどころになりました。
ーー個人的に好きな戦隊を教えてもらえますか?
小宮 『侍戦隊シンケンジャー』を小さいときに見ていて、一番記憶に残っています。
ーー演じられたのはレッドですが、好きな色は何色ですか。
小宮 黒と白、シンプルな色が好きです。青とか緑は服には入れません。普段着はモノクロなんです。
ーーご自身と劇中の熱田充瑠とで、似ているところはありますか。
小宮 充瑠は今ではリーダーシップでみんなを支えていますが、最初のころはひ弱でなかなか友達も作れないタイプでしたね。似ているところは、コミュニケーションが少し苦手なところです。人見知りなので、メンバーとも打ち解けるまで時間がかかりました。
自信がないところも似ています。だから演じやすかったですし、この1年で一緒に成長できたと思います。充瑠は仲間を手に入れて自分に自信が出てきましたが、僕自身も仲間に恵まれて、芝居に対する自信や、次のステップに進めるような自信もついてきました。1年をともに歩んできた充瑠と自分は、ふたりでひとりのような感覚です。
ーーキラメイレッドはチームを率いるリーダーですが、その「リーダー」を意識したことはありますか。
小宮 メンバーのなかで最年少だったので、「どう引っ張っていくか」というより、「楽しめれば結果オーライじゃないかな」と思っていました。主演の僕が楽しまないと、みんな楽しくできないんじゃないかと思って、撮影中は常に笑うようにしています。こういうご時世だからこそ、笑って無事撮影を終えることができて良かったと思います。