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時代と共に変わるウルトラマンごっこ。「赤白帽を縦にかぶる」→平成の変身アイテムは?

平成以降の「ウルトラマンごっこ」はどう変わったか

子供に人気のウルトラマンの着ぐるみパジャマは、大人用も発売されている。画像は「なりきりコスチューム ウルトラマン 大人用」(バンダイ)
子供に人気のウルトラマンの着ぐるみパジャマは、大人用も発売されている。画像は「なりきりコスチューム ウルトラマン 大人用」(バンダイ)

 ここまで見てきた通り、初期のウルトラマンごっこの特徴は小学校の備品が一役買ってくれていたことがわかります。では平成以降のウルトラマンごっこはどうなったのでしょう。

●「パーカー」の登場で変わった?平成以降のウルトラマンごっこ

 いわゆる「平成ウルトラマン」の時代に突入しても「ウルトラマンごっこ」が途絶えることはありませんでした。また『ティガ」や『ダイナ」『ガイア」に慣れ親しんでいても、「ウルトラマンごっこ」では「ゼペリオン光線」と同じくらい「スペシウム光線」もまた現役だったといえます。

 そんな「平成ウルトラマン」シリーズが始まった1990年代半ば。日本のファッションではあるものが一般化します。そしてそれが、平成以降の「ウルトラマンごっこ」に大きな影響を与えることになります。

 それは「フード付きパーカー」です。ミリタリー系パーカーこそ昭和から存在していましたが、カジュアルファッションとしてパーカーが一般化した時期と、「平成ウルトラマン」の放映期間はほぼ同時期です。結果、子供たちは灰色のパーカーを逆に着て、フードを顔にかぶることで首から顔にかけて皮膚がつながっている(=よりウルトラマンらしい)状態を再現することが可能になりました。

 このフード付きパーカーは、比較的早い段階から商品化され、フードにウルトラマンの顔をあしらったデザインの子供用パジャマが現在に至るまで人気を博しています。ウルトラマンごっこにおいては、既製品の力を拝借する機会もぐっと増加したといえるでしょう。

 また、誰かが怪獣役を担うことが必須だった初期のウルトラマンごっことは違い、今ではウルトラヒーローが同時に何人も登場するのが当たり前です。そのため、複数人を一度に相手にしなくてはならないという怪獣(大人)たちの悲鳴がSNSやブログで数多く見られます(ウルトラ6兄弟が登場した頃にはもう始まっていたことかもしれません)。

 さらに変身アイテムの可動性が上がっているため、段ボールで手作りしようとする保護者向けの「作り方」がSNSで共有されるなど、ウルトラマンごっこを支える親世代を取り巻く環境にも変化が起こっているようです(本当にお疲れ様でございます)。

 昭和、平成、令和……ウルトラマンが続く限りウルトラマンごっこも続きます。そしてどんなに年を重ねようと、赤白帽の被り方には「赤」と「白」ともうひとつ、「ウルトラマン」があったことを、決して忘れたくありません。

(片野)

【画像】体操服で簡単に再現できた、「ジャミラ」やウルトラマンの造形(4枚)

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