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タイトルと時系列で振り返る『ドラゴンボール』の歴史。パラレルワールドの概念も…?

劇場版新作の公開が決まった『ドラゴンボール』は、35年前に放送開始したTVアニメに始まり、さまざまなタイトルでシリーズ作が生み出されてきました。製作されたアニメシリーズは、それぞれの時代で熱狂的なファンを生み出していきます。

原作をアニメ化した『無印』と『Z』、オリジナル続編の『GT』

原作マンガ『ドラゴンボール』 完全版 第1巻(集英社)
原作マンガ『ドラゴンボール』 完全版 第1巻(集英社)

『ドラゴンボール』のタイトルごとのつながりがよくわからない……という人がたまにいます。詳しい人からすると、「どうして違いがわからないのかわからない」と思われるかもしれませんが、ウルトラマンやガンダムのようにシリーズごとに登場人物が違うわけでないので、混乱するというのも一理あるでしょう。

 しかも『ドラゴンボール』作品には、同じ時間軸を扱った作品や、ひょっとしたら時間線が違うパラレルワールドになっているのではないか? ……という疑問もあるからです。そこで今回は、「ドラゴンボール」シリーズを時系列で振り返ってみます。

 まず、鳥山明先生が「週刊少年ジャンプ」で連載したマンガ『ドラゴンボール』がすべての原点。この作品からさまざまなアニメタイトルが生まれました。

 アニメ化した最初の作品が、マンガと同じタイトルの『ドラゴンボール』です。1986年2月26日~1989年4月19日放送。全153話が制作されています。原作マンガの冒頭から第23回天下一武道会(ピッコロとの戦い)までを映像化しました。ほかのシリーズと並べる時、ファンからは『無印』または『元祖』と言われることもあります。

 そして、続いて製作されたのが『ドラゴンボールZ』。1989年4月26日~1996年1月31日放送。全291話で、ほかに2本のTVスペシャルが制作されています。『無印』からつながる形で、サイヤ人襲来からマンガ最終回までをアニメ化しました。つまり『無印』と『Z』で原作のストーリーを完結させたわけです。

『Z』にタイトルが変更された理由は、前番組の『Dr.スランプ アラレちゃん』と比べて『無印』の視聴率がそれほど高いものではなかったからでした。そこで担当編集者の鳥嶋和彦さんの提案で、放送終了したばかりの『聖闘士星矢』のスタッフを加えるというテコ入れと、「新番組になると宣伝費の予算がつけられる」という理由から『Z』をつけてリスタートしたのです。

 ちなみにタイトルの『Z』は「早く終わるといいなぁ」と思った鳥山先生が、最後という意味でつけたと、後に明かしていました。

 このテコ入れが功を奏し、『ドラゴンボール』は絶頂期を迎えます。そしてアニメオリジナル作品として、『ドラゴンボールGT』が続けて製作されました。1996年2月7日~1997年11月19日まで放送され、全64話と1本のTVスペシャルが制作されます。

 物語は『Z』から5年後、当初は子供になった悟空を中心に『無印』のような冒険ものとして製作されましたが、途中からアニメオリジナルの超サイヤ人4になった悟空の戦いという、『Z』時代のようなバトルものにシフトしました。

 この『GT』を最後に『ドラゴンボール』はコンテンツとして一度終わりを迎えます。しかし、他の人気作品が次々と復活を遂げた21世紀に、ふたたびコンテンツとして息を吹き返すことになるのでした。

【画像】TVに登場して35年。アニメ「ドラゴンボール」シリーズ作をおさらい(6枚)

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