マグミクス | manga * anime * game

機動戦士ガンダム28話「大西洋、血に染めて」は、大人になっても見るべき理由が凝縮!

1979年10月13日に放送された『機動戦士ガンダム』第28話「大西洋、地に染めて」では、スパイとしてホワイトベースに潜入したミハル・ラトキエが、消火活動を手伝うカツ・レツ・キッカの姿を見てホワイトベースへの協力を決意。カイ・シデンとともにガンペリーで出撃し、自らが発射したミサイルの爆風を受けて空に投げ出され、戦死しました。

海上での死闘で起こった悲劇

28話「大西洋、地に染めて」を収録した、『機動戦士ガンダム』DVD-BOX 2(バンダイビジュアル)
28話「大西洋、地に染めて」を収録した、『機動戦士ガンダム』DVD-BOX 2(バンダイビジュアル)

 42年前の今日、1979年10月13日は『機動戦士ガンダム』第28話「大西洋、地に染めて」が放送された日です。『ガンダム』を見ていた方ならば、カイ・シデンとともにガンペリーで出撃したミハル・ラトキエが大西洋に散華した話といえばすぐに思い出せるでしょう。

 海という水の壁のなかを自在に移動し、タイミングを見計らって次々にミサイルを撃ち込んでくるモビルアーマー・グラブロと2機のズゴックは、ミサイル以外の有効な対海中攻撃装備を持たないホワイトベースにとって極めて危険な相手でした。ミサイル直撃のたびにクルーが吹き飛び戦死していく状況のなか、アムロ・レイのガンダムは海中に飛び込み、グラブロと対峙します。

 セイラはGファイター、ハヤトがコアファイターで出撃しズゴックと交戦、1機を撃墜しますが、すぐにセイラは被弾し着水、ハヤトも弾薬を使い切って撤収を余儀なくされます。思えば当時のロボットアニメでは、エネルギー切れの描写は多いものの弾切れを明確に描写することは少なく、『ガンダム』がリアルな世界観のもとに紡ぎあげられていることを示す表現だったように思えます。

 そしてカイはガンペリーでミハルとともに出撃し、ミハルの命と引き換えに残るズゴックを撃墜。残ったグラブロはアムロが仕留め、かろうじて窮地を脱する……というストーリーでした。

 この話でしばしば挙げられるのが、ミハルを失ったことによるカイの成長です。カイはベルファストで出会ったミハルがホワイトベースに潜入したスパイであることに気付きながらも、アムロ以外に知らせることなくかばい続けますが、結果的にそれがミハルの出撃と死につながったのが皮肉ではあります。

 もしカイがミハルの存在をブライトに知らせていたらどうなったのか? 漁業組合の航空機搭乗員に化けて潜入したフラナガン・ブーンは捕らえられ、ホワイトベースへの攻撃は避けられたかもしれません。もしくは合流済みのシャア・アズナブルがグラブロかシャア専用ズゴックで出撃し、ホワイトベースを撃沈していたかもしれません。

【画像】『機動戦士ガンダム』もうひとつの「血に染まった」悲劇の機体

画像ギャラリー

1 2 3