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セリフが「刺さる」マンガ3選 オタクの「イケメンマジレス」に赤面!

『SLAM DUNK』や『ONE PIECE』など、目標に向けひたむきになっているキャラのセリフは「熱い」です。上述の作品のような超メジャータイトルではなく、少しクセがあるけどとても胸に刺さる名言が出てくるマンガはまだまだたくさんあります。ひたむきな登場人物が、名ゼリフと鳥肌をくれる作品を紹介します。

バンドの物語『BECK』、落語で高みを目指す『落語心中』にも多くの名言が!

『SLAM DUNK(スラムダンク)』や『ONE PIECE(ワンピース)』など、ひたむきな登場人物の口から吐かれるセリフは胸を打ちます。上述のような超メジャータイトルでなく、少しクセのあるマンガのなかにも心に響くセリフがたくさん登場する作品は多くあります。この記事では、ひたむきな登場人物が名ゼリフをくれるマンガを紹介します。

●アニメや映画化されたバンドマンガ『BECK』

BECKのメンバーがそれぞれコユキを想うクライマックスシーンは言葉を含め胸熱 『BECK』第34巻(著:ハロルド作石/講談社)
BECKのメンバーがそれぞれコユキを想うクライマックスシーンは言葉を含め胸熱 『BECK』第34巻(著:ハロルド作石/講談社)

 この作品は、地味な中学生だった主人公・コユキがギタリストの竜介らと出会い、バンド名「BECK」の活動にのめり込み、世界に認められていくというストーリーです。当初はギターの腕も楽曲制作もいまいちだったコユキですが、天性の歌声とさまざまな海外遠征、音楽業界のカリスマとの出会いを経験しバンドとともに成長し、評価を得ていきます。

 物語のクライマックスでのこと。竜介が「誰を目標にしているんだ?」と尋ねると、コユキはこう答えます。

「たくさん尊敬してる人はいるけど、おれはおれにしかなれないよ」

 他のバンドメンバーは「BECK」以前に音楽活動をしていたのに対し、コユキは音楽的出自がないからこそ出た言葉。さらにコユキはこう続けます。

「おれはただ BECKの中でみんなと生きていきたいだけだよ」

 さまざまな苦労を経て大きな舞台に立てるようになった「BECK」。バンド活動で足を引っ張って来たコユキでしたが、成長し最後には替えのきかないメンバーと認められるようになりました。自分の居場所を見つけた本音の言葉です。

●ふたりの天才噺家の物語『昭和元禄落語心中』

親がなく教養もなかった助六だったが、落語への想いは人一倍で、吐く言葉は感慨深い 『昭和元禄落語心中』第1巻(著:雲田はるこ/講談社)
親がなく教養もなかった助六だったが、落語への想いは人一倍で、吐く言葉は感慨深い 『昭和元禄落語心中』第1巻(著:雲田はるこ/講談社)

 この作品は有楽亭八雲に同期入門した落語家・助六と菊比古たちの物語。助六はぐうたらですが華がある天才噺家。一方、菊比古は孤独で真面目、堅実な努力家です。

ライバルであるものの助六の噺や人物としての華に嫉妬や羨望を抱く菊比古は、助六といると楽しいが自分の落語と向き合えない、ともらします。これに助六は「できねぇのを人のせいにするんじゃねえ。他人がいなきゃ落語はできねぇぜ」 と冷たく突き放しました。

 そしてふたりが真打ちになった直後、助六は師匠とトラブルを起こし破門に。しばらく行方をくらましていましたが突然、菊比古の前に現れこんなぐちをこぼします。

「ずっとお前が羨ましかった。可愛がられて甘やかされて 何でも師匠にやってもらえてヨ」

 涙ながら語る助六。実は彼も、菊比古の待遇や愛される人柄に嫉妬していたと本音をもらしました。

オタクな登場人物が放つ、刺さる言葉

えりぴよのオタク仲間で古参の「くまささん」の言葉も心に刺さるものが多い 『推しが武道館いってくれたら死ぬ』第1巻(著:平尾アウリ/徳間書店)
えりぴよのオタク仲間で古参の「くまささん」の言葉も心に刺さるものが多い 『推しが武道館いってくれたら死ぬ』第1巻(著:平尾アウリ/徳間書店)

●主人公が限界突破でアイドルを応援するマンガ『推しが武道館いってくれたら死ぬ』

 この物語は岡山で活動する7人組ローカルアイドル「Cham Jam」と、その1番不人気メンバー・舞菜を神推しする女性オタク・えりぴよの交流・オタ活を描いた作品。えりぴよはオタ活のためにバイト代を全てつぎ込み、洋服も売り払い常にジャージで過ごす、私生活が破綻するほど、ひたむきに推し活をする「限界オタク」です。

「Cham Jam」の握手会で、舞菜がえりぴよに弱音を吐いた際、言った言葉が次のようなものでした。

「きのうよりも今日もっと好きになったから 明日はもっともっと好きなんだろうな」

この「イケメンマジレス」に舞菜は照れてお礼しか言えませんでした。 この作品はほかにも、刺さる言葉がたくさん登場します。

「好きって強い呪いだから自分では解けないんですよ」
「推しがいなければ知らなかったこと きっといっぱいあるんですよ」
「生きていることがファンサだから」

 これらの言葉は、アイドル以外のジャンルのファンも共感できるのではないでしょうか。

 いずれの作品も、主人公が夢中で取り組む姿が熱く描かれているからこそ、こぼれ落ちる言葉が深く心に刺さるのだと思います。

(南城与右衛門)

【画像】マンガの再現度が高い実写版・アニメ版

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