マンガ・アニメの「タバコが似合うキャラ」6人。雷を食らって一服、一気に200本吸う…
あらゆる公共施設や飲食店での喫煙が規制されるようになった現在、マンガやアニメのなかでも喫煙シーンが描かれることも少なくなりました。そんななかでも圧倒的な渋さで読者を魅了するタバコが似合うキャラを紹介します。
戦いのなかの一服がカッコイイ?

さまざまな公共施設や飲食店での喫煙が規制されるようになった現在、マンガやアニメの世界においても、キャラがタバコを吸うシーンは描かれにくくなっています。海外では特に厳しく、「日本での放送ではタバコを吸っていたシーンが、ほかのものに差し替えられる」なんてケースもあるようです。今回は、そんな時代でも圧倒的な渋さで存在感を示す「タバコが似合うキャラ」に注目しました。
●サンジのタバコは大人の男の証
タバコが似合うキャラと聞くと、『ワンピース』(著:尾田栄一郎/集英社)のサンジを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。サラサラの金髪に、ちょっと変わった形の眉毛、そしてキッチリきめたスーツでタバコを吸う姿は男らしさを感じさせます。普段は美人に弱いという性格もあってギャグシーンも多いサンジですが、戦いを前に一服のシーンが出てくると一気に雰囲気が引き締まるギャップも魅力です。
作中では子ども時代に師匠のゼフから「やめとけタバコなんざ 舌が狂うぜ」と、料理人としてタバコは吸わないよう言われるシーンもあるのですが、サンジは笑いながら「へへ……大人だろ!!」と答えます。サンジにとって、タバコとは自分が憧れる「大人」や「強さ」の象徴になっているのかもしれません。
そんな心情が強く現われたサンジの名場面と言えば「空島編」の「エネルとの戦い」です。エネルはゴロゴロの実の能力者で、体を雷に変化させる力を持つ超強敵です。サンジも得意の蹴り技で挑みますが、ロギア系の能力のため物理的な攻撃が効かず、強力な雷を受けてしまいます。しかし、サンジは黒焦げになったタバコを手にしながら「……タバコの火ィ……!!! 欲しかった……トコだ……!!!」と言って倒れるのです。決して弱みは見せず「余裕のユーモア」まで交えた、サンジの男気あふれる名シーンでした。
●次元大介「ひと仕事」のあとの一服
他にタバコが似合う男といえば、『ルパン三世』の次元大介を思い浮かべる人も多いと思います。黒のハット、スーツという黒ずくめの出で立ちにタバコとジッポーの組み合わせ……最強コンボです。そして、火をつけるときには顔とヒゲがうっすら照らされる様子も大人の渋みを際立たせています。また、敵との戦闘後に一服するシーンも多く見られ、戦いがひと段落した象徴としてストーリーに意味合いを持たせる役割も果たしています。