『ワンピース』シャンクスの能力を考察 海に飛び込んでいたが、使えるのは覇気だけ?
人気マンガ『ワンピース』の主人公ルフィのあこがれの人、シャンクスは悪魔の身を食べているのでしょうか? シャンクスのこれまでの登場シーンを振り返るとともに、悪魔の実の能力者なのか、覇気を使うだけなのか、考察します。
白ひげと戦って「天が割れた」
みなさんは『ONE PIECE(ワンピース)』の最重要人物と聞いて、誰を思い浮かべるでしょうか。作中には物語の謎に迫る多くの重要人物が登場していますが、そのなかでも「赤髪のシャンクス」の名前を上げる人は多いと思います。
劇場版『ONE PIECE FILM』シリーズ第4弾『ONE PIECE FILM RED』が2022年8月6日に全国公開されることが、アニメ1000話の放送内で発表されました。あわせて公開された超特報ではシャンクスが登場し、ファンの間でついに彼の謎が明かされるのでは、と熱い盛り上がりを見せています。
そこで、今回はシャンクスのこれまでの登場シーンを振り返るとともに、彼が悪魔の実の能力者なのか、考察します。
●ルフィを助けるため海に飛び込んだシャンクス
シャンクスの初登場は、『ワンピース』第1話。東の海にあるゴア王国・フーシャ村でルフィと出会います。山賊に襲われ海に落とされたルフィを救うために海に飛び込んだシャンクスは、巨大な「近海の主」に腕を食べられるもルフィを救出。そして、「失せろ」のひと言で「近海の主」を追い払いました。
●白ひげとの交渉に決裂し天が割れる
次にシャンクスが能力を見せたのは、単行本45巻での白ひげ海賊団の船へ乗り込む場面です。黒ひげを追っていたエースを止めるため、白ひげと接触したシャンクスですが、交渉は決裂しふたりは剣を交えることになります。そして、覇王色を持つ強者同士がぶつかったことで、「天が割れる」という描写がありました。四皇であるカイドウとビッグマム、海賊王ロジャーと白ひげが戦った場面での描写も、天が割れています。
●新世界からマリンフォードへ1日で移動
シャンクスが悪魔の実の能力者だと思われる場面が、白ひげ海賊団と世界政府の頂上戦争に駆けつけた時のシーンです。「この戦争を終わらせに来た!!!」とかっこよく登場したシャンクスですが、その前日には新世界でカイドウと小競り合いを起こしていたと描写されており、翌日マリンフォードに船員とともに現れています。巨大な「レッドライン」があるため、本来海賊が新世界からマリンフォードへ行くには魚人島を通過する必要があり、到底1日では辿り着くことはできません。
この場面以降、シャンクスはなにかしらの「移動の能力」を持っているのではないかと言われてきました。確かに、シャンクスもしくは船員の誰かが悪魔の実の能力者で、船と船員ごとマリンフォードに移動させたと考えると納得はいきます。