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2022冬アニメ・期待の新作3選 声優など豪華スタッフに「見る前からもう面白そう」

2021秋アニメが終盤に差し掛かるなか、2022冬アニメの情報が続々と発信されています。『鬼滅の刃 遊郭編』をはじめとした人気作品の続編はもちろん、新作アニメのラインナップも負けていません。スタッフ陣を見ただけで「これは面白い」と視聴を決めたくなる作品も。この記事では、2022冬アニメ期待の新作を3作品ご紹介します。

豪華スタッフによる期待の新作

『鬼滅の刃 遊郭編』や『進撃の巨人 The Final Season Part 2』など、人気作品の続編が並ぶ2022冬アニメ。その一方で、声優や原作者など、スタッフが豪華で期待大の新作も。この記事では、2022冬アニメのなかで期待の新作を3作品ご紹介します。SNSでも「PVがむちゃくちゃいい」「日本に上陸するのを超待ってた」と評判です。

●『錆喰いビスコ』2022年1月10日(月)~放送

『錆喰いビスコ』 (C)2021 瘤久保慎司/KADOKAWA/錆喰いビスコ製作委員会
『錆喰いビスコ』 (C)2021 瘤久保慎司/KADOKAWA/錆喰いビスコ製作委員会

『錆喰いビスコ』は、同名ライトノベル(著:瘤久保慎司、イラスト:赤岸K、mocha/KADOKAWA)を原作としたアニメです。原作は『このライトノベルがすごい!2019』の文庫部門において、史上初の「総合」「新作」ダブル1位を受賞。主演には、秋アニメ2作品で主人公やヒーローを演じた鈴木崚汰さんを、準主演には『鬼滅の刃』竈門炭治郎役の花江夏樹さんを起用。原作やスタッフの豪華さに、期待の声が高まっています。

【本作のあらすじ】
 舞台は、街だけでなく人の命までさびつかせる「錆び風」が吹き荒れる日本。荒廃した街で、人々は錆におびえながら暮らしていました。そんななか、周囲から忌み嫌われている指名手配犯・赤星ビスコ(あかぼし・びすこ/CV:鈴木崚汰)は、錆をすべて浄化するという幻のキノコ「錆喰い」を探していました。ビスコは旅の途中、同じく錆喰いを探す美貌の少年医師・猫柳ミロ(ねこやなぎ・みろ/CV:花江夏樹)に出会います。それぞれが愛する者を守るため、ふたりの新たな冒険が始まりますーー。

 人気の原作と注目度の高いキャストに、期待が高まる本作。音楽制作は、「機動戦士ガンダム」シリーズや「マクロス」シリーズを手掛ける制作会社「フライングドッグ」が担当。脚本は『シドニアの騎士』や「夏目友人帳」シリーズのシリーズ構成を務めた村井さだゆきさんが担当します。退廃的な世界観のなか、ビスコとミロはどんな冒険を見せてくれるのでしょうか。『マクロスΔ』で美雲・ギンヌメール役の歌唱パートを演じたJUNNAさんの歌う、オープニングテーマ「風の音さえ聞こえない」も必聴です。この作品は、TOKYO MXや読売テレビで放送が予定されており、「dアニメストア」「Amazonプライム・ビデオ」「Netflix」などでも配信予定です。

●『時光代理人 -LINK CLICK-』2022年1月9日(火)~放送

『時光代理人 -LINK CLICK-』 (C)bilibili/BeDream
『時光代理人 -LINK CLICK-』 (C)bilibili/BeDream

『時光代理人 -LINK CLICK-』は、制作会社「瀾映画(Studio LAN)」による中国のオリジナルアニメーションです。本作は2021年4月から、中国の動画配信サイトbilibili動画にて配信されており、10点満点中9.8点という圧倒的な高評価を獲得しています。美術監督に『秒速5センチメートル』『君の名は。』の丹治匠さんを迎え、冬アニメとして日本語吹き替え版の放送が決定しました。

【本作のあらすじ】
 トキ/程小時(チョン・シャオシー/CV:豊永利行)とヒカル/陸光(ルー・グアン/CV:櫻井孝宏)は、とある繁華街の一角にある「時光写真館」の経営者。特殊な依頼を請け負う時光写真館では、「撮影者の意識にリンクし、写真の世界に入れる」トキと、「その写真の撮影後12時間の出来事を把握できる」ヒカルが、過去に囚われたクライアントたちの依頼を解決していきます。依頼を請け負う際のルールは、「絶対に過去の改変をしないこと」。しかしある時、正義感の強いトキは、つい過去に干渉してしまいーー?

 bilibili動画では配信からわずか4か月で総再生回数1.6億回を突破した本作。世界最大級のアニメ・マンガコミュニティ「MyAnimeList」でも、勢いのある中国アニメのなかで最高位を記録しています。なお、音楽も『秒速5センチメートル』『雲のむこう、約束の場所』と新海誠作品を手掛けてきた天門さんが担当。豪華な美術・音楽・メインキャストに加え、日本版の製作には株式会社ソニー・ミュージックソリューションズ、株式会社アニプレックスが携わっています。美麗かつ勢いある最新の中国アニメを、どうぞお見逃しなく。この作品は、TOKYO MXやBS11などで放送が予定されており、「dアニメストア」「Amazonプライム・ビデオ」「U-NEXT」などで見ることができます。

●『トライブナイン』2022年1月10日(月)~放送

『トライブナイン』 (C)Akatsuki Inc./トライブナイン製作委員会
『トライブナイン』 (C)Akatsuki Inc./トライブナイン製作委員会

『トライブナイン』は、アニメはもちろんゲームやウェブトゥーン(デジタルコミック)などを展開する、オリジナルのメディアミックス作品です。原作を手掛けるのは、「ダンガンロンパ」シリーズのシナリオ監修・小高和剛さん率いる「トゥーキョーゲームス」と、ゲーム会社「アカツキ」。監督は、『ポプテピピック』 の演出・原画を務めた青木悠さん、シリーズ構成は『SHIROBAKO』の横手美智子さんが担当しています。

【本作のあらすじ】
 舞台は20XX年の「ネオトーキョー国」。社会に絶望した若者たちは、全23の「トライブ」を結成。トライブ同士の抗争が激化した結果、市民生活が脅かされるまでになり、政府はトライブ同士の抗争を「エクストリームベースボール」の試合に限定しました。その法律は通称「XB法」。若者たちは、投げて、打って、殴り合うこの過激なゲームに熱狂。さまざまな思いを胸に、XBの打席に立つのでした。そんなある日、謎の男・鳳王次郎(おおとり・おうじろう/CV:諏訪部順一)率いるチヨダトライブが、国中のトライブの制圧を始めてーー?

「ダンガンロンパ」のスタッフ陣に加え、豪華スタッフが結集し制作された本作。アニメ制作は、『東京リベンジャーズ』の「ライデンフィルム」が手掛けています。キャストには、神谷瞬(かみや・しゅん)役の石田彰さん、上野弥次郎兵衛(うえの・やじろべえ)役の中村悠一さんなど、ベテラン声優がそろい踏み。野球とバトルを掛け合わせたような独特の設定は、アウトローたちの抗争にどう絡んでくるのでしょうか。名作を生み出してきたスタッフたちと斬新な世界観に、期待が高まる作品です。この作品は、TOKYO MXやBS11で放送が予定されており、「dアニメストア」「Amazonプライム・ビデオ」「U-NEXT」などで見ることができます。

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 前情報の少ない新作だからこそ、お気に入りの作品を見つけたときの喜びはひとしおです。気になる作品があった方は、PVをチェックしつつ、正月明けの放送開始に備えましょう。

(新美友那)

【画像】2022年1月スタートの「待ってた」アニメ(6枚)

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