マグミクス | manga * anime * game

『ワンピース』の「上司にしたいキャラ」3人 蚊に刺された出血すら心配してくれる

「お前たちに最後の稽古をつけてやる!」

●ドルトン

 続いては、作中きっての良い人キャラとしても知られるドルトンです。麦わらの一味に船医・チョッパーが参加した、ドラム王国でのエピソードに登場しました。

 ドルトンはもともと先代のドラム王国の国王に仕えていた人物です。その後、悪政を働くワポルの元で守備隊長として働きますが、ドラム王国を愛し世界から病気を無くしたいと願うヒルルクの死をあざ笑ったワポルに反旗を翻し、城から追放されてしまいました。

 その後「黒ひげ」に国を襲撃され、ワポルは一目散に海へ逃げましたが、ドルトンは元守備隊長として残された島民とともに戦うのです。そして、ドルトンが襲撃後のボロボロの村で島民たちと平和に過ごしていた時、ワポルが帰国します。ワポルの部下たちは村を襲撃し、島民たちへ向けて矢を放ちますが、ドルトンは身を張って彼らをかばい重症を負ってしまいました。

 そんな心優しく島民思いのドルトンは、ルフィらがワポルを倒したのちに民衆からの厚い支持によって新国王(国名も「サクラ王国」に改名)となりました。強い志を持ち、命をかけてでも島民を守るドルトンの背中を見て「ついて行きたい!」と思った人は少なくないはず。逆にワポルのような人は上司にしたくないですね。

●ゼファー

 劇場版からも「上司にしたいキャラ」をご紹介します。2012年の劇場版12作目『ONE PIECE FILM Z』のメインキャラクター「ゼット(Z)」こと「黒腕のゼファー」です。
 
 ゼファーは元海軍本部大将で、危険な戦場でも常に部下よりも先に立ち戦い「すべての海兵を育てた男」と言われるほどの名教官でした。大将「黄猿」や元大将「青キジ」、現元帥のサカズキなど、そうそうたる将兵を育成しています。

 しかし、ある事件をキッカケに海賊に教え子らだけでなく妻と子供まで殺されてしまい、ゼファーは海軍と世界に絶望。「ゼット(Z)」と名を変え、生き残った教え子のアインやビンズらとともに世界を滅ぼそうとするのです。

 かつての教え子である青キジはゼファーを「先生」と慕っており、命を賭して計画を全うしようとする彼の身を案じて直接説得するシーンが描かれました。それほど素晴らしい教官だったのだと感じさせられます。ちなみに、青キジは「あんたのようなかっこいい男になりたくて」と、ゼファーが好きだったシェリー酒を真似して飲んでいたようです。

 世界を滅ぼそうとしたゼファーは、最終的に黄猿をはじめとする名だたる海兵たちに総攻撃を受けて命を落とすのですが、元教え子である海兵らは攻撃しながらも目に涙を浮かべていました。どれだけ部下や後輩から慕われていた存在だったか、よく分かります。そして、なんといっても「お前たちに最後の稽古をつけてやる!」という最期のセリフとともにゼファーが元教え子らと戦う姿に感動させられます。

1 2 3

中島憲太郎関連記事

もっと見る

編集部おすすめ記事

マンガ最新記事

マンガの記事をもっと見る