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世界観を度外視した「メタ発言」3選 ベジータのド正論ツッコミに笑う!

マンガやアニメなどの登場人物が「メタ発言」を口にするケースは少なくありません。「メタ発言」とは「原作者・読者・視聴者にしか知りえない知識や裏事情などについて発言すること」で、作品の世界観を度外視したセリフはたびたび注目を集めます。

作中のキャラが言っちゃっていいの!?

アニメ『ドラゴンボール超』ビジュアル (C)バードスタジオ/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
アニメ『ドラゴンボール超』ビジュアル (C)バードスタジオ/集英社・フジテレビ・東映アニメーション

 マンガ・アニメで、原作者・読者・視聴者にしか知りえない知識や裏事情などについて作中のキャラが発言する、いわゆる「メタ発言」がたまに見られます。どのようなシーンやタイミングで使われているのか、ネット上で注目を集める「アニメ・マンガのメタ発言」を紹介します。

 まず、マンガ『ドラえもん』第14巻に収録されている「念録マイク」のエピソードです。のび太とドラえもんが「ジャイアンのリサイタル」について対策を考えていた際、ドラえもんは瞬間的に名案を思いつきます。そして「ばかにはやいな」とツッコミを入れるのび太に対して、ドラえもんが言い放ったセリフが「このマンガ6ページしかないから。いそがなくちゃ」。ページ数が限られている状態で「無駄なコマを省いた」という意味ですが、まさか「大人の事情」をドラえもんが説明するとは……。

 また「少年ジャンプ+」で読める『デッドプール:SAMURAI』では、第1話からメタ発言のオンパレードです。主人公のデッドプールは敵と相対した時に、「ゴメンね 場面転換の間に出番終わらせちゃって」「4P目の伏線だね」「コイツも治癒能力持ちかよ! 1話からもう丸被りってなんて脚本だ!!」などのセリフを連発。極めつけは「『MARVEL×少年ジャンプ+ SUPER COLLABORATION』絶賛発売中」と、コミックスの宣伝までしていました。

 もちろん「メタ発言」はマンガだけでなく、アニメで見られます。例えば『ドラゴンボール超』第69話では、ベジータが『Dr.スランプ アラレちゃん』のアラレちゃんと対戦。驚異的な強さを誇るアラレちゃんを前にして、ベジータは「このでたらめな強さは恐らくギャグマンガのキャラ……!」と発言します。また、アラレちゃんが地面をパンチして地球を真っぷたつに割った際には「ギャグで物理法則を無視するのは反則」というツッコミを入れていたため、視聴者からは「ベジータのメタ発言がド正論すぎて笑う」などの声があがっていました。

(マグミクス編集部)

【画像】笑える「メタ発言」が読めるマンガ

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