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ガンダムの悪女すぎるキャラ3選 「エグ過ぎ」「なぜヒロインなのか…」

憧れのお姉さんが怖い人に! カテジナ・ルース

主人公・ウッソを翻弄するカテジナ。画像は2011年に発売された「G.A.NEO カテジナ・ルース」(メガハウス )
主人公・ウッソを翻弄するカテジナ。画像は2011年に発売された「G.A.NEO カテジナ・ルース」(メガハウス )

 ニナと双璧をなす悪女としてよく挙がるのが『機動戦士Vガンダム』のヒロインのひとり、カテジナ・ルース(17歳)です。

 彼女は主人公のウッソ・エヴィン(13歳)の隣町に住む令嬢で、年下のウッソを歯牙にもかけておらず、まさに「憧れのお姉さん」的な女性でした。ところが彼女は敵兵であるクロノクル・アシャー中尉に惚れ込んでしまい、紆余曲折を経てウッソの前に敵パイロットとして現れることになります。彼女の豹変した姿にウッソは「カテジナさんおかしいよ!おかしいですよ!」と慟哭するのでした。

 彼女は味方の女性兵士を言いくるめてほぼ裸でガンダムを攻撃させたり、鹵獲(ろかく)したモビルスーツ(以下、MS)を使って騙し討ちを仕掛けたりと、姑息な戦法もいとわなくなります。ほかにも、ウッソの親友をMS戦で蹴り殺す、「私が好きなんだろ? ウッソ」(※この時点でもう好きではない)と迫ったうえにナイフで刺すなどやりたい放題。最後の戦闘でも素手のガンダムを待ち伏せして半狂乱で襲いかかり、視聴者に強烈なインパクトを残したのでした。

 ただし、彼女が変わってしまった理由は作中で丁寧に描かれており、男と戦争に惑わされた少女……という面もあります。最後の憐れな姿も相まって、カテジナは悪女ではないと考えるファンも一定数存在します。

「3大悪女」最後のひとりについては、定説はありません。完全な私情で敵に寝返ったレコア・ロンド(『機動戦士Zガンダム』)や、ハサウェイ少年を惑わせ、彼が後々『閃光のハサウェイ』にてテロリストの頭領になる原因のひとつになったクェス・パラヤ(『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』)、『Zガンダム』『機動戦士ガンダムZZ』と2作続けて主人公の前に立ちはだかった女傑ハマーン・カーン、敵と戦わせる目的で主人公キラに体を使って篭絡したフレイ・アルスター(『機動戦士ガンダムSEED』)などはその3人目としてよく名前が挙がります。

 また、許嫁に敵対するキラに自軍の最新MSを譲渡したうえ、事実上テロ組織の首領に成り上がったラクス・クライン(『機動戦士ガンダムSEED』)や、よかれと思っての行動で度々人が死んだり全人類を抹殺しかけたりするシャクティ・カリン(『機動戦士Vガンダム』)も候補に挙がりがちです。

 一方、『新機動戦記ガンダムW』の女性キャラクターたちは個性的ではあってもあまり悪女とは呼ばれず、女性支持者も多いのは興味深い点です。

 以上のように、「ガンダム3大悪女」は今なお、議論の余地を残した命題です。何が悪なのか自分の基準を考え、作品を見直し、「マイ3大悪女」を見つけ出すこともまた、ガンダムシリーズの楽しみ方のひとつではないでしょうか。

(いしじまえいわ)

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