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人間サイズだからこそ怖いウルトラの「等身大」宇宙人たち 侵略どころか通り魔まで?

「通り魔」までする極悪宇宙人

ウルトラシリーズのなかでも人気が高いメトロン星人が表紙の『ウルトラ怪獣DVDコレクション(6)』(講談社)
ウルトラシリーズのなかでも人気が高いメトロン星人が表紙の『ウルトラ怪獣DVDコレクション(6)』(講談社)

●等身大ならではの演出も…「メトロン星人」

「地球は狙われている」というナレーションから始まる『ウルトラセブン』には、地球侵略を企てるさまざまな宇宙人が登場しました。セブンの能力を徹底分析して一度は圧勝したガッツ星人(身長2〜40メートル)をはじめ、アンヌ隊員の部屋に潜んでいた臆病なペガッサ星人(身長2メートル)、クモのようなシルエットを持つクール星人(体長2メートル)などなど。

 なかでも、ひときわ異彩を放っていたのがメトロン星人(身長2〜50メートル)です。彼は他人が敵に見える幻覚剤をタバコに仕込み、人間の信頼関係を奪うことで地球を侵略しようとしました。有名なモロボシ・ダンとちゃぶ台を挟んで議論する場面は、等身大ならではの名シーンでしょう。

 セブンのアイスラッガーで真っぷたつにされたメトロン星人ですが、2005年放送『ウルトラマンマックス』で生き延びていたことが判明。約40年もの間、地球に潜伏し人間の観察を続行できたのも、等身大だからこそでしょうか。

●ホントに怖い犯罪系宇宙人「ツルク星人」

「怪獣を操って地球を侵略」というのはSF作品だと分かりやすい設定ですが、ホントにいたら怖いのが、リアルに犯罪を犯すタイプの宇宙人です。『ウルトラマンレオ』に登場する宇宙人は、等身大では人間型なのに対し、巨大化した時は怪獣らしく見た目が変化することが特徴的で、ツルク星人も身長2.4メートルから54メートルまで変化することができます。

 そして、ツルク星人の怖いところは、「通り魔」であることです。スポーツクラブ帰りの親子を狙い、子供の目の前で父親を一刀両断し殺害。この場面に代表されるように、レオ世代の視聴者にはトラウマ的存在とも言われているようです。

 これらの宇宙人たちは……「もし夜道でばったり遭遇したら」なんて想像するだけで、気絶モノかもしれません。

(椎名治仁)

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