最初は「モブ」「悪人面」だったがイケメン化したキャラたち 坊主尾形も地味に人気?
マンガの「イケメン」のキャラクターが、最初からイケメンだったとは限りません。作中随一の人気イケメンでも、最初は違うなんてこともよくあるようです。最初は悪人面、もしくは印象に残らないモブ感が漂っていた男も…。
イケメン化キャラはマンガの醍醐味

マンガのキャラクターの容姿が変わっていくことはよくある話ですが、なかには別人レベルで「イケメン化」する者もいます。
●あなた「モブ」じゃなかったですか? 気づけば人気イケメンへ出世
最初は明らかに「モブ」で、すぐ退場しそうな雰囲気に描かれていたはずが、あっという間に出世し「イケメン化」する例も多いようです。最近の代表的な「モブ→イケメン」出世街道キャラは、『ゴールデンカムイ』(著:野田サトル)の尾形百之助でしょう。人気投票2位で、「抱き枕カバー」が作られるまでの人気キャラへ出世したスナイパーも、初登場で杉元と戦った際は坊主頭で、第七師団の刺客のひとりといった雰囲気でした。川に落ちて口元に傷を負い、その後オールバックになってから、唯一無二のミステリアスイケメンとして人気になっていますが、完結後は「逆に初期や回想シーンの坊主尾形も好き」という声も増えてきています。
また『幽☆遊☆白書』(著:冨樫義博)の超絶人気キャラ・飛影も、盗賊としての初登場時はいわゆる「ヒャッハー感」がただよう悪役で、やけに饒舌かつ言動も雑魚そのものでした。やはり物語が進むにつれ、私たちの知るクールイケメンかつツンデレな飛影へと変化していくのです。
『GANTZ』のサイコパス中学生・西丈一郎も、「スーツがおシャカになったっ!!」と叫んでいた初期は単に性格が悪そうな微妙なビジュアルだったのですが、復活後は悪人面は残しつつシャープなキツネ顔イケメン化していきます。女性ファンから人気になっただけでなく、作中でも同級生からラブレターをもらうなど、しっかりイケメンを満喫(?)していました。
他にも『GTO』(著:藤沢とおる)の吉川のぼる、も当初は女子からひどいいじめを受けているひ弱な男子であり、顔立ちも頼りないものでしたが、成長するにつれ圧倒的な爽やかイケメンへと成長します。ちなみに「元モブ」といえば『名探偵コナン』(著:青山剛昌)に登場する高木刑事が有名ですが、アニメから逆輸入された彼はむしろモブ時代の方が精悍な顔立ちをしているようです。無論、彼の人気が爆発したのは柔和になって以降でした。