世代でなくても知っている『アルプスの少女ハイジ』 最終回のストーリーとは?
クララが立って父親とおばあさまを出迎えた

さて、最終回の内容ですが、ハイジたちが住むアルプス山脈は間もなく厳しい冬を迎えようとしていました。都会育ちのクララではおそらく耐えられないだろうと、父親のゼーゼマンとおばあさまがクララを連れて帰ることになったのです。
このとき、クララはハイジとペーターの協力もあり、なんとか歩けるようになっていました。そこでクララは歩けることを秘密にしておき、父親とおばあさまの前で歩いてみせて、驚かせようと考えたのです。
やがてゼーゼマンとおばあさまがハイジたちの住む山小屋へとやってきます。そしてあのシーンがやってくるのです。アルムのおんじと挨拶を交わしていたゼーゼマンの後ろから、クララ「パパ!」と、ハイジが「おばあさま!」呼びかけます。振り向いた先には、ハイジとペーターの手を借りているクララの姿がありました。ゆっくりと、でも確実に立ち上がろうとしているクララ。ハイジとペーターが同時に手を離し、クララはふらつきながらも前へ歩き始めます。
おばあさまはすぐに駆け寄ってクララを抱きしめます。目の前で起きた奇跡を呆然と見つめていたゼーゼマンもクララと抱き合い、涙を流したのです。そしてクララはアルプスへの郷愁を胸に宿しながら、おんじに背負われて山を下りてゆきました。
1年にわたる物語はペーターとハイジが雪遊びをしながら、春になればクララに会えると語り合うシーンでついにエンディングを迎えます。ラスト前にクララとの再会シーンがあるのですが、これはおそらくふたりの想像のなかの光景なのでしょう。いつかまた、必ず会える。ハイジ、クララ、ペーターの友情は本物なのですから。
『アルプスの少女ハイジ』は名作として名高く、過去には数え切れないほどの再放送が行われました。キャラクターの認知度も高く、TVCMでもひんぱんに登場したため、現代でも極めて知名度の高い作品となっています。
(早川清一朗)


