2月1日は「プリキュアの日」 公に語られない「タブー」は作品を守るためにあった?
2月1日は「プリキュアの日」。女の子向けTVアニメとして21世紀以降に誕生し、長きにわたって続いてきたシリーズは今では一大コンテンツとして成長しました。その陰には、公に語られることがあまりない「タブー」の存在があったのです。
21世紀に生まれた一大コンテンツ

本日2月1日は「プリキュアの日」です。プリキュアシリーズ第1作『ふたりはプリキュア』が2004年2月1日から放送開始されたことにちなんで、2018年に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されました。
今年2023年には第20作にあたる『ひろがるスカイ!プリキュア』が2月5日から放送されます。同じくテレビ朝日系列の日曜朝の番組群の「仮面ライダーシリーズ」や「スーパー戦隊シリーズ」と違って、シリーズ第1作から番組を休眠した期間がありません。
さらに長期にわたってシリーズ展開をしている「ウルトラシリーズ」や「ガンダムシリーズ」も何度か休眠期間があることから、19年にわたって一定の人気を維持している優良コンテンツと言えるでしょう。
このほか、TVアニメとしてシリーズの本数は歴代1位。15周年を記念して公開された『映画 HUGっと!プリキュア ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ』では、「アニメ映画に登場する最も多いマジカル戦士の数」としてギネス世界記録にも認定されています。
こういった記録もスゴいのですが、前述したシリーズ群と大きく違う点が他にもふたつありました。ひとつは『プリキュア』は基本的に女性向けという点と、シリーズ第1作開始が21世紀になってから、という点。他の人気コンテンツに比べて新しいということです。
『プリキュア』がここまでコンテンツとして大きく成長した理由は何でしょう? いくつかその理由は考えられますが、筆者が見てきたなかで特筆するべきは、『プリキュア』というシリーズを続けるため、歴代のスタッフが大事に育てて、次のスタッフにバトンタッチしていったという点でしょうか。
実は公にはあまりになっていませんが、『プリキュア』にはやってはいけない禁止事項、「タブー」がいくつかあります。その「タブー」によって『プリキュア』はシリーズを大切に育て、現在のような一大コンテンツへと押し上げました。
『プリキュア』ファンならば当たり前だと感じているタブーの数々は、一般的な視聴者の方には意外と思われるかもしれません。これまでのシリーズで継承されてきた、そのいくつかをご紹介していきましょう。