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ターゲットは”ゲーム直撃世代” 復刻ミニゲーム機がヒットの今後

"ゲームと育った大人世代"のツボを狙う

 今回、異色のコラボで話題になっているSNKが、2018年7月に発売したネオジオの復刻版「NEOGEO mini」は、『餓狼伝説』などの伝説的タイトルを網羅的に収録しています。

 SONYからは、累計出荷台数が1億超えを記録した「プレイステーション」の復刻版として、「プレイステーションクラシック」が2018年12月に発売されました。

 SEGA(株式会社セガゲームス)は、1988年に発売したメガドライブの復刻版「メガドライブ ミニ」の発売を2018年に予定していましたが、クオリティアップのために発売を延期。ファンからの熱烈な期待に応えるための延期とし、メーカーが商品に込める思いが伝わってきます。

 また、ゲーム機本体ではなく、ゲームソフトにも”ゲームと育った大人世代”をターゲットにしたアプローチが見られます。PS4・3DS版同時発売された『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』(2017年7月29日発売)は、国民的RPGと称される『ドラゴンクエストシリーズ』のナンバリングタイトル。PS4版と3DS版をあわせて300万本以上の売り上げを達成した、近年最高傑作とされる作品です。

 同作品は、シリーズ各タイトルをオマージュした”ニクい”演出で、かつてのユーザーを喜ばせるつくりがあったといいます。一方で今作から『ドラゴンクエスト』に触れるユーザーも意識した設計で、シリーズの伝統を外れず、かつライトユーザーと”ゲームと育った大人”世代の双方をターゲットにした戦略がヒットにつながったといえるでしょう。

ゲーム業界の新潮流になるか(画像:ctwinsterphoto/123RF)
ゲーム業界の新潮流になるか(画像:ctwinsterphoto/123RF)

 かつての名作ゲームなどをプレイすること自体は、これまでも最新のゲーム機やスマホアプリなどでも可能でした。最近の復刻ミニゲーム機は、購入後にソフトを追加することはできず、「あらかじめ収録された復刻ゲームで遊ぶこと」以上の体験は想定されていません。

 それでも、懐かしさを感じさせる筐体(きょうたい)デザインやタイトル選び、「据え置き機」として使用するスタイルなどにこだわり、かつてゲームに熱中した世代を呼び戻そうとする取り組みは一定の成果を生み出しました。課題は、もう一度戻ってきてくれたユーザーを今後どうやって取り込んでいくか、という点になるでしょう。SNKが発売した「純米大吟醸 ネオジオ」は、そのような「次の一手」と考えることができそうです。

(マグミクス編集部)

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