ターゲットは”ゲーム直撃世代” 復刻ミニゲーム機がヒットの今後
株式会社SNKは、創立40週年を記念して「純米大吟醸 ネオジオ」をネット限定で発売しました。これは、先立って2018年夏に発売した復刻ミニゲーム機「NEOGEO mini」に続くファンサービスです。いま、ゲーム業界ではミニゲーム機で市場が注目を集めています。
40周年を記念して「ネオジオ」が日本酒に!?
株式会社SNKが、開発・販売したゲーム機「ネオジオ」。1991年に発売され、横スクロールゲーム『メタルスラッグX』などの傑作タイトルを擁する名機として多くのゲーマーに愛されました。2004年に生産終了してもなお、高い評価を得ており、ファンに根強く支持されています。2018年夏には、同社40周年を記念した復刻ミニゲーム機「NEOGEO mini」を発売しました。
さらに続くネオジオの異色のコラボに、ファンからは驚きの声が上がっています。同社は、40周年を記念した「純米大吟醸 ネオジオ」の予約を2019年1月25日に開始しました。
かつてゲームに熱中した子供たちは、現在大人へと成長しました。同製品は、かつてのユーザーに照準を合わせて発売したものだといえるでしょう。いま、”ゲームと育った大人世代”をターゲットに、過去のゲーム機の復刻商品を各メーカーが発売しています。
2016年11月、任天堂株式会社は「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」を発売しました。同製品は、1983年発売の家庭用ゲーム機「ファミリーコンピュータ」を復刻したものです。
「ファミリーコンピュータ」のレトロなデザインはそのままに、サイズを小さくして30本ものソフトを内蔵しています。収録されているソフトは、任天堂『スーパーマリオブラザーズ』や、コナミ(現・コナミデジタルエンタテインメント)『グラディウス』など、いずれも当時の子供たちを熱中させた名作が揃っています。味のあるドット絵、音楽とともに、かつての興奮を思い出した大人たちも少なくないでしょう。
同製品は、発売前からSNSを中心に話題を呼び、たちまち売り切れとなりました。これがきっかけとなり、メーカー各社から多くの名作ゲーム機が復刻されました。