まさかの撲殺? 「邪道魔法少女」3選 「ブラック過ぎてビックリ」
魔法少女なのに「関節技」で戦う?
●『大魔法峠』(2006年4月~発表)

田中ぷにえ(CV:佐藤利奈)は、聖魔法王国のプリンセス。女王になるための試練として、地上の学校に転校してきました。かわいらしい見た目のぷにえに、男子たちは大盛り上がり。ぷにえは魔法を使って、次々と襲ってくる困難を乗り越えます。
しかし、学園祭で国鉄子(こく・てつこ/CV:下屋則子)のカレー店を助けたぷにえは、学校を仕切るスケバンの姉御(CV:川澄綾子)たちに目をつけられてしまいます。魔法を封じられてしまったぷにえは、「ならば、肉体言語にて語るまで!」と目つきを変え、華麗な関節技を繰り出して――?
『大魔法峠』は、同名マンガ(作:大和田秀樹/角川書店)を原作としたオリジナルビデオアニメです。ぷにえは魔法を使えるにもかかわらず、主に関節技で数々の危機を乗り越えます。さらにオープニング映像では、金閣寺や国会議事堂、五重塔など、さまざまな建築物が文字通り炎上。東京と思われるビル街も火の海となり、ぷにえはその上を笑顔で飛ぶのでした。
「邪道魔法少女」シリーズ第3作目となる本作の主人公は、一見とても魔法少女らしいぷにえです。しかし彼女が魔法を使う時の呪文は、「リリカル・トカレフ(拳銃の種類)・キルゼムオール(Kill them all=皆殺し)」と、なんとも物騒。さらに「サブミッション(関節技)こそ王者の技よ」と、なぜか魔法を使わず関節技でピンチを乗り切ることも。まさに「邪道」です。
さらに、金閣寺が燃えるオープニング映像については、特に何の説明もありません。燃える世界遺産やその他建築物をバックに、ぷにえが笑顔でかわいく踊るという、なんともシュールな映像となっています。令和の今では許してもらえそうにない、いろいろな意味でギリギリの作品を見たい方はぜひ。この作品は、「dアニメストア」「Amazonプライム・ビデオ」「U-NEXT」などで見ることができます。
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近年の鬱系魔法少女アニメとは違う、ブラックさとぶっ飛び加減が魅力な「邪道魔法少女」シリーズ。約20年前の作品揃いであるため、2023年現在ではなかなか見られない、きわどい表現にも注目です。そのハチャメチャ具合に、見ると日々のモヤモヤも吹き飛ぶかもしれません。
※配信状況は記事掲載時点のものです。
(新美友那)



