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【衝撃】『MGS2』の予言!? 22年前発売のゲームが現ネット社会を完全に予測…は本当か

SNS社会と言われる現代は、匿名性を利用した誹謗中傷や偽情報の拡散など、さまざまな社会問題を抱えています。そのような現状を、22年前に発売されたゲームがすでに見通していたと噂になりました。その真相やいかに。

2001年のゲームに見られる現代ネット社会に対する予言…って本当?

2001年に発売された『MGS2』の舞台は2007年および2009年。「METAL GEAR SOLID: MASTER COLLECTION Vol.1 - Launch Trailer」より (C)Konami Digital Entertainment
2001年に発売された『MGS2』の舞台は2007年および2009年。「METAL GEAR SOLID: MASTER COLLECTION Vol.1 – Launch Trailer」より (C)Konami Digital Entertainment

 インターネットが普及した現代は、多くの人がスマートフォンを持ち歩き、誰でも気軽に情報を発信できる時代になりました。自己表現の場が増えたと喜ぶ一方、弊害ともいうべき問題が頻繁に発生しているのも事実です。SNSの匿名性を利用した誹謗中傷、偽情報の拡散などが社会問題となっています。

 こうした現代のネット社会を巡る問題が、2001年に発売されたゲームですでに予言されていた、との話題が、近年ネット上で散見されてきました。ゲームのタイトルはコナミのPlayStation 2用ソフト『METAL GEAR SOLID 2 SONS OF LIBERTY(メタルギアソリッド2 サンズ・オブ・リバティ)』(以下『MGS2』)です。「メタルギア」シリーズとしては4作目、「MGS」シリーズとしては2作目にあたり、全世界で700万本を売り上げました。その同作において、登場人物の語る内容が「現代のネット社会を予言している」というのです。

 ゲーム本編のストーリーは、序章たる「タンカー編」と、本番といえる「プラント編」の2章立てです。そのプラント編では、テロリスト集団に占拠された巨大海上施設に潜入し、人質の救出とテロリストの武装解除を目指します。プラント編の主人公となる「雷電」が、「大佐」からの指示に従って次々とミッションを進めていくなか、驚愕の真実が明かされていきました。

 物語の終盤、今までプレイヤーに指示を出していた大佐が、実はAIだったことが発覚します。ラスボス戦を前に雷電は、AIの大佐からこの潜入ミッションの本当の理由を知らされました。そしてAIである大佐と助手のローズの雷電にかけたセリフが、上述した「予言」といいます。

「世界のデジタル化は、人の弱さを助長し、それぞれだけに都合の良い真実の生成を加速している」

「争いをさけ、傷つかないようにお互いをかばいあうための詭弁」

「衝突を怖れてそれぞれのコミュニティにひきこもり、ぬるま湯の中で適当に甘やかしあいながら、好みの真実を垂れ流す」

「かみ合わないのにぶつからない真実の数々。誰も否定されないが故に誰も正しくない」

 これらのセリフは、なるほど確かに、SNSが普及した現代を生きる我々に通じる指摘といえるでしょう。

『MGS2』が発売された2001年当時は、インターネットの常時接続が広く一般家庭に普及しはじめ、2ちゃんねるなどの匿名掲示板が流行しだした時代でした。スマートフォンはまだ黎明期といってよく、初代iPhoneが登場するのはそれから6年後のことです。

 もちろんそれ以前からインターネットを通じたコミュニケーションは存在し、当時はそれが広く一般にも普及しはじめ、不特定多数との交流が一般化しつつある頃合いでした。新聞の発行部数が目に見えて下降しはじめ、ネットニュースしか見ないことの弊害が指摘されはじめたのもこの頃です。そうした世相を考えると、ネット上で語られているように、この『MGS2』の一連のセリフが「予言」であるというのは、いささか言い過ぎではあるでしょう。

 とはいえその内容は、SNSが広く普及した現代人にこそ深く刺さるように思えます。他者からの承認を求めて羨ましがられるような写真を投稿したり、不適切な発言が原因で不特定多数のユーザーから誹謗中傷を受けたりといった、現代社会の闇ともいえる事象は、作品中のセリフが見事に指摘していることです。

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