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MS「ギャン」とその系譜 アムロとも渡りあったマ・クベとともに記憶される高性能機!

コンセプトはのちのモビルスーツへ

お値段4万円超、かつて抽選販売されたノリタケ製ボーンチャイナ。その名も「機動戦士ガンダム マ・クベの壺」 (C)創通・サンライズ
お値段4万円超、かつて抽選販売されたノリタケ製ボーンチャイナ。その名も「機動戦士ガンダム マ・クベの壺」 (C)創通・サンライズ

 実戦においてマ・クベは、手始めに配下の「リック・ドム」を囮にして「ガンダム」をおびき出し、小惑星を爆破してそのシールドを破壊します。その後はニードル・ミサイルやハイドボンブ、ブービートラップを駆使して「ガンダム」にじわじわとダメージを与え、地上戦を行なえる「テキサス・コロニー」へと引き込みました。

 戦闘中にはシールドを「ガンダム」に切り裂かれていますが、このとき誘爆は起こっていません。すでに弾薬を使い切っていたのか誘爆を防ぐ何らかの機構が備わっていたのか定かではないものの、あの盾を見れば誰しも懸念するであろう事態は一応、避けられたようです。

 その後はビームサーベルでの斬り合いとなり一進一退の攻防が繰り広げられますが、実力と経験に勝るアムロが最終的には勝利しています。マ・クベが死に際に放った「おお……ウラガン、あの壺をキシリア様に届けてくれよ……あれは、いい物だ……!」という台詞は、マ・クベというキャラクターを端的に示した名セリフといえるでしょう。

 さて、「ギャン」についてですが、近接戦闘能力は優秀なものの、ビーム・ライフルを持たないため遠距離攻撃力に欠け、それが理由で「ゲルググ」とのコンペティションに敗れたとされています。現実問題として足場の無い宇宙空間では近接戦闘能力を活かしづらく、地球連邦軍の主力である「ジム」が装備する「ビームスプレーガン」や「ボール」が装備する「低反動キャノン砲」に対して著しい不利をこうむるため、当然の措置といえるでしょう。

 しかしながら機体性能そのものに対する評価は高く、ジオン軍の兵器開発計画「ペズン計画」では、「ギャン」と「ゲルググ」のコンセプトを組み込んだ「ガルバルディ」が開発されています。戦後は地球連邦軍に接収され改修型「ガルバルディβ」が開発されており、『機動戦士Zガンダム』でライラ・ミラ・ライラ大尉とその部下が搭乗しています。

『機動戦士ガンダムZZ』に登場した「R・ジャジャ」も「ギャン」の系譜を継ぐ機体とされており、「ギャン」は量産こそされなかったものの、一年戦争の中でも際立った優秀さを見せた機体としてマ・クベの名と共に記憶されているのではないでしょうか。

(早川清一朗)

【画像】これもいいものだ…! 「ギャン」の血統にあるモビルスーツをチェックする!(5枚)

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