こんなに辛いなら変身したくない! 理不尽な扱いを受ける特撮変身ヒーロー3選
レオには厳しいウルトラ兄弟…?

変身ヒーローの王道といわれる「ウルトラ」シリーズにも、理不尽な仕打ちを受けたヒーローがいます。それは1974年に放送された『ウルトラマンレオ』の第38話「決闘! レオ兄弟対ウルトラ兄弟」でのことで、レオはウルトラマン、ジャック(帰ってきたウルトラマン)、A(エース)の3人から同時に光線を受けて倒れます。弟、アストラをレオがかばおうとしてのことでした。
ことの始まりはアストラに、ウルトラの星のバランスを司る「ウルトラキー」を盗んだという疑いがかけられたことでした。キーが元通りにならなければ、地球とウルトラの星は衝突します。マンたちはキーを取り戻すために、アストラを追いかけ地球に向かったのでした。
レオの人間態であるおおとりゲンは、引き止めるセブンことモロボシダンの制止を振り切ってレオに変身、アストラに容赦なく攻撃を加えるウルトラ兄弟の前に立ちはだかります。そして「待ってくれ」というレオの頼みは聞かれることなく、上述のように容赦のない光線を浴びせかけられたのでした。
『帰ってきたウルトラマン』には、ウルトラ兄弟が助けにくるというエピソードがあり、そのときは必ず兄弟力を合わせて異星人を倒していました。また前作『ウルトラマンタロウ』のときは、末っ子タロウを心配してみんなで助けてもいます。にもかかわらず、レオとその弟であるアストラに対しては情け容赦がありません。地球とウルトラの星の危機だとしても、レオではなくタロウが相手なら、こんなに揉めてはいないでしょう。
ウルトラ兄弟はM78星雲、レオ兄弟は獅子座L77星と出身地が違います。観ていた当時の子どもたちは「出身地が違うとウルトラ兄弟にも差別があるのか」と、残念な気持ちになったそうです。
解決編となる第39話「レオ兄弟ウルトラ兄弟勝利の時」では、キーを盗んだとされていたアストラが、ババルウ星人の化けた偽者だと判明します。本物のアストラはババルウ星人に暗黒星雲で氷漬けにされていたのです。
正体を見抜いたウルトラマンキングがいなければ、レオ兄弟はどうなっていたか分かりません。ウルトラキーが元通りになり、一転、レオ兄弟はウルトラ兄弟の一員として認められました。
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『シルバー仮面』『鉄人タイガーセブン』そして上述した『ウルトラマンレオ』のエピソードは、いわゆる特撮変身ヒーローの王道から外れる内容ですが、だからこそ時代を経ても語り継がれる作品となっているのかもしれません。
(LUIS FIELD)

