戦隊のレッドは必ずしもリーダーじゃない? 赤はけっこう「クセが強いんジャー!」
赤は意外とクセが強い? リーダーでなくても「主役級」

赤は色彩的に目立つため、シリーズ最初の『秘密戦隊ゴレンジャー』で、アカレンジャーを「熱血漢あふれるリーダー」と設定したそうです。そのリーダー像は王道として受け継がれていきましたが、それも徐々に変化し、我が強かったり、おっちょこちょいだったり、謎めいていたり、などさまざまなレッドが登場するようになりました。皆さんが、クセが強いレッドキャラと聞いて思い浮かぶのは誰でしょう?
レッドがリーダーではない上記作品でも、レッドは基本的に「主役」です。変身や名乗りシーンでもセンターに立って存在感が高いのが特徴で、設定もインパクトが強めでした。
たとえば、『特捜戦隊デカレンジャー』の「デカレッド(赤座伴番)」は、性格がポジティブ思考で豪快で悪を絶対に許さない正義バカです。「出来の悪い子ほどかわいい」というようなな愛されキャラで、「熱血的な歴代レッドの代表」とも言われ、人気がありました。
また『魔法戦隊マジレンジャー』は、チームが小津家の兄妹ですが、「マジレッド(小津魁)」は17歳の高校生で末っ子です。しかし、潜在能力が高く、戦闘ではエースとして敵を倒します。若さと(演者:橋本淳)と強さのギャップから、彼も人気でした。
『獣拳戦隊ゲキレンジャー』の「ゲキレッド」こと漢堂ジャンは、幼い頃から樹海で虎に育てられたため、心は幼いが身体がとてつもなく頑丈な野生児という、最初からぶっ飛ばした設定です。
2024年3月3日(日)から、『キングオージャー』の次の戦隊、『爆上戦隊ブンブンジャー』が発表されましたが、そのティザービジュアルではやはり「レッド」が最も大きく描かれており、彼が新しい戦隊のリーダーになるのではないかと感じさせます。
余談ですが、以前、筆者がタレント事務所の方とお話したとき、戦隊のレッドは主役となるので「将来につなげる役者の登竜門だから誰か選ばれないかな、って毎年思うんですけどね?」と漏らしていました。子供から大人まで愛される戦隊のレッドは、永遠のヒーローになります。キャスティングでも熱い戦いがあるのですね。
(石原久稔)


