ファミコン世代でも意外と知らない? 「マイク穴は飾り」本体マメ知識3選
2023年で発売40周年を迎えた「ファミリーコンピュータ」。いまだに多くのファンから愛されている家庭用ゲーム機ですが、その本体には所有者も意外と知らない、謎めいた部分が存在します。
ファミコン本体に秘められた謎とは?

ファミリーコンピュータ(以下、ファミコン)は、昨年2023年7月で発売から40周年を迎えました。各所で久々にファミコンがクローズアップされて、あらためて懐かしさを感じたファンも多いことでしょう。
そこで今回は、当時遊んでいた人も案外知らない、ファミコン本体にまつわるマメ知識を振り返ります。
●今となっては「四角」のほうがレア?
まずは、コントローラーにまつわるマメ知識から。ファミコンのコントローラーには十字キー(任天堂の公式名称は「十字ボタン」)とA・Bボタンがあり、ゲームを操作するのに活用します。
そのコントローラーのA・Bボタンは、丸いプラスチック製のボタンで記憶している人が多いと思いますが、初期のファミコンのA・Bボタンの形状は「四角」で、材質は「ゴム製」でした。
実際にファミコン初期の四角ボタンに触れた経験があれば、思い起こされるでしょう。ゴム製のボタンの押し心地はやや重めです。強く押し込んだ際に四角の隅に引っかかって、ボタンがヘコんだまま戻らないこともありました。
さらにゴム製のA・Bボタンは、使い込むうちにゴムが切れてしまう問題もあったそうで、ほどなく丸いプラスチック製のボタンに変更されたのです。
●ただの飾りだったことに衝撃!
続いては、ファミコンの「IIコントローラー」についていた、マイクにまつわるマメ知識です。「IIコン」にはマイク用のボリュームと、マイク用の穴が存在しました。
マイクの穴はコントローラーの中央上部にあり、合計23個の穴が存在します。しかし、それをよく見ると、実際に穴が開いているのは左上のひとつだけで、残りの22個の穴はふさがっています。まさか大半のマイクの穴がダミーだったとは、当時は気付けませんでした。
●「リセットボタンを押しながら」の理由
ファミコン版の『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』をセーブした際に、「リセットボタンを押しながら電源を切ってください」というメッセージが表示されます。さらに「リセットを押さずに電源を切ると、冒険の書が消えてしまう場合があります」と警告されるので、意味も分からずに従っていた人が多いのではないでしょうか。
それでは、なぜ「リセットボタンを押しながら電源を切る」必要があったのでしょうか。
実は、冒険の書が消えてしまう理由のひとつに、ファミコンのCPUの誤作動があります。リセットボタンを押さずに電源を切るとCPUの電圧が低下することがあり、カセット内にある「SRAM」と呼ばれる記録メディアのデータを破損させてしまう恐れがあったのです。
ただし、リセットボタンを押している間はCPUの動作が停止するため、誤作動の可能性が低くなるという仕組みになっています。
発売から40年が経過したファミコンですが、いまだに多くのファンから愛され続けています。本体を見るだけで懐かしい気分になりますが、あの白とえんじ色の小さなボディには、まだほかにも我々の知らない秘密が眠っているのかもしれません。
(大那イブキ)


