原作改変にツッコミが追いつかない実写映画『ストリートファイター』 「まさかのガイルが主役!?」
キャミィの「幸せ投げ」も再現?

ツッコミばかりでは味気ないので、見どころも紹介しましょう。まずは主役のガイルを演じる肉体派アクション俳優、ジャン=クロード・ヴァン・ダムの体のキレっぷりです。クライマックスでは原作でもおなじみのタンクトップ姿を見せてくれますが、二の腕の太さにビックリ! 「あ、これガイル本人だわ……」と思うこと請け合いです。
原作でおなじみの必殺技がリアルな格闘シーンに組み込まれているのも大きな見どころです。劇中ではガイルが見事なサマーソルトキックを決めるシーンがあるほか、キャミィが投げ技のフランケンシュタイナーを、ケンが昇龍拳のように鮮やかなアッパーカットを披露します。
シャドルー側も負けてはおらず、バイソン(ベガ)のサイコクラッシャーアタックや、ベガ(バルログ)のローリングクリスタルフラッシュ(前転で近づいてからツメで刺突する技)も確認できます。そして筆者の一番のお気に入りは、ガイルとともに戦うリュウの波動拳です。
映画における波動拳はゲームのように気の弾を撃つのではなく「波動拳のようなポーズの掌底で相手を吹き飛ばす」技になっています。上映当時、もしくは何年も前に本作を観た人は「今のは波動拳のオマージュなんだろうな」と感じたかもしれません。
しかし、令和のいまになってあらためて観てみると『ストリートファイターV』や『ストリートファイター6』のリュウが使う「波掌撃」のようで、これがめちゃくちゃかっこいいのです。こんな偶然、ある!? 終盤のアクションシーンで確認できますので、ぜひ探してみてください。
(蚩尤)