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9万円超え! シャープ製「ファミコンテレビ」の驚きの性能 「当時買えた家庭なんて…」

画期的だったけど対応ゲームが少な過ぎた?

周辺機器「サテラビュー」に対応した「スーパーファミコン」(マグミクス編集部撮影)
周辺機器「サテラビュー」に対応した「スーパーファミコン」(マグミクス編集部撮影)

●時代を先駆けた「サテラビュー」

 ユニークなのは、ゲーム機本体ばかりではありません。昨今のゲーム機は、インターネットへの接続やアップロード・ダウンロード機能なども内蔵されていますが、黎明期のゲーム機では周辺機器として機能を追加するケースが大半でした。

 そのなかでも忘れられない機器のひとつが、スーパーファミコン専用の「サテラビュー」です。スーパーファミコン本体の発売は1990年ですが、そこから5年後の1995年に、放送衛星からのデータ放送サービスを受信するという驚きの機能を備えた「サテラビュー」が登場しました。

 いまでは衛星通信とスマホの接続も可能な時代となりましたが、1995年といえばようやくインターネットが普及を始めた頃合いです。情報伝達の手段がまだまだ限られていた時代に、ゲーム機と衛星をつなげ、ゲームデータを受信する──まさしく、時代を先駆けた最先端の試みでした。

 しかし残念なことに、その恩恵を受けたユーザーはごく一部に限られました。実は、「サテラビュー」単体では衛星データ放送を受信できず、BS放送を受信する機器と接続する必要があったためです。

「サテラビュー」のために受信用の機器を新規でそろえるのは、費用的にハードルが高く、子供がねだるには少々荷が重い頼みごとでした。そのため、すでにBS放送の環境が整っている一部の家庭が、この「サテラビュー」の恩恵を受けた……という形が大半だったと思われます。

「サテラビュー」のゲームコンテンツ自体は無料で配信され、オリジナルゲームも複数提供されました。また、体験版のプレイも可能だったりと、新たな時代をいち早く感じ取った機敏な展開だったといえます。しかし、その歩みがあまりにも早過ぎたため、時代が追いつけずに終わってしまいました。

(臥待)

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