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かなり違った『ど根性ガエル』原作と実写版の最終回 ぴょん吉の未来に改変が?

『ど根性ガエル』は、マンガ、アニメ、実写とさまざまな形で愛される作品です。しかし、すべての結末を覚えている人は意外と少ないのではないでしょうか? この記事では2015年に放送された実写版ドラマと、原作の最終回を比較してみました。

ピョン吉に子供が!? 原作版の衝撃的な最終回

シャツに貼りついた平面ガエルのピョン吉は世代を超えて愛されている。画像は『ど根性ガエル DVD BOX』第1巻(バンダイビジュアル)
シャツに貼りついた平面ガエルのピョン吉は世代を超えて愛されている。画像は『ど根性ガエル DVD BOX』第1巻(バンダイビジュアル)

『ど根性ガエル』(原作:吉沢やすみ)は、平面ガエルの「ピョン吉」と、「ひろし」たちが織りなすドタバタ劇が見どころです。原作は1970年から1976年に連載され、さらに二度のTVアニメ化や、実写ドラマ化などが行われました。

 長年にわたって愛され続けているピョン吉たちですが、物語がどう締めくくられたのか覚えているでしょうか? そこで今回は原作版と実写版の最終回をそれぞれ振り返ってみます。

※ストーリーに関する重大なネタバレが含まれますのでご注意ください。

 まずは原作版最終回「ハワイから愛をこめての巻」(第27巻収録)を見てみましょう。『ど根性ガエル』の主人公はひろしですが、このエピソードはなぜか寿司職人の「梅さん」の視点で描かれています。

 ひとつ前の回で、梅さんは寿司職人養成のためハワイに旅立ちました。それから1年後、ひろしから仲間たちの近況を知らせる手紙が届きます。その手紙には、ピョン吉に18匹の子供ができたという衝撃的な内容が書かれていました。お相手は同じく平面ガエルの「ビッキー」ちゃんで、子供ももちろん平面です。18枚のシャツにおたまじゃくしが1匹ずつ貼りついたページはインパクト抜群なので、ぜひご自身の目でお確かめください。

 最後のページでは楽しそうな近況を聞いて日本をなつかしく思う梅さんが、ハワイの海に「みんなもがんばれよー チキショー」と叫んで幕を閉じました。

 一方2015年に放送された実写版ドラマの最終回は、まったく違う内容です。そもそもドラマではひろしの年齢が中学生から30代に変更されており、原作やアニメのその後を描くオリジナルストーリーが展開されています。最終回の直前にはピョン吉がシャツから剥がれ落ち、ひろしとお別れしてしまいました。

 最終回では気丈に振る舞うひろしを見て、「京子ちゃん」は「ピョン吉が平面になったときの状況を再現すればまた会えるのでは」と考えます。そこで「ゴリライモ」たちにも声をかけ、ひろしを投げ飛ばしてピョン吉をシャツに貼り付けようと計画を立てました。

 一方その頃、町では食べ物が少しずつなくなる事件が発生します。その犯人は、ひろしにそっくりな泥棒「ひろし2号」でした。ひろし2号は逃亡中に運悪く、ゴリライモが待ち構える橋へと来てしまいます。ひろしと間違えられて投げられた先には、アマガエルたちがいました。アマガエルに戻っていたピョン吉は仲間をかばい、ひろし2号の下敷きになります。

 これがきっかけでシャツにくっついたピョン吉は、平面ガエルとして復活したのです。その後ひろしと再会し、これからもずっと一緒にいられることを喜び合いました。最後はひろしとピョン吉が「根性、根性、ど根性!」とおなじみのセリフを叫んで走っていく、ほほえましいシーンで終わります。

 ちなみにピョッキーと思われるピンクのカエルがひろしの「母ちゃん」につぶされてシャツに入ってしまったかのような描写もあったため、原作最終回のようにピョン吉が大家族を築く未来が訪れるかもしれません。

 ストーリーや設定に違いはあるものの、最後は大団円、という点は原作も実写版も同じです。見ていて元気をもらえる作品だからこそ、どの形のピョン吉たちも長い間愛されているのでしょう。

※記事の一部を修正しました(2025年4月23日19:23)

(ハシビロコ)

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