一途すぎる道明寺か、ピンチのときの花沢類か? 平成の全女子が揺れた『花男』論争
「TVer」で無料配信が始まったドラマ『花より男子』は、必ずといっていいほど「推し」の話題がつきまといます。誰よりも一途でまっすぐな「道明寺司」か、クールでマイペースな「花沢類」か、甲乙つけがたいふたりをめぐる論争は、平成女子を大いに悩ませた問題でした。
大人になってから「良さに気付いた」パターンも

TVが生活の中心であった平成のあの頃、イケメン俳優が出演する恋愛ドラマが放送されるたび、クラスでは決まって「推し」論争が巻き起こっていました。『野ブタ。をプロデュース』の修二と彰、『ごくせん』の小田切竜と矢吹隼人……。数々の組み合わせが語られるなかでも、『花より男子』の「道明寺司」か「花沢類」か論争は、いまなお火種がくすぶる伝説的なテーマです。
大人気マンガ『花より男子』(作:神尾葉子)は、上流階級の子女が集う私立高校を舞台に、庶民の女子高生「牧野つくし」と御曹司4人組、通称「F4」が織りなす青春ラブコメで、原作コミックは累計発行部数6100万部以上を誇ります。1995年には内田有紀さん主演で実写映画化、2005年には出演者を一新して実写ドラマ化されました。
なかでも井上真央さん主演のドラマ版は「花男旋風」を巻き起こし、F4の推し論争は当時の女子たちの定番トークテーマでした。特に人気が高かったのが、俳優の小栗旬さんが演じた「花沢類」です。それこそ物語序盤のつくしも、粗暴な道明寺より、儚げでクールな花沢類に心を惹かれます。
スクールカーストのトップに君臨するF4の一員でありながらも、いじめのターゲットとなったつくしを助けてくれる姿は、まさに白馬の王子様そのもの。つくしはもちろん、当時TVで観ていた全国の女子たちが花沢類に心をときめかせていたのではないでしょうか? 実際にネット上でも「花沢類は永遠の王子様」「嵐ファンだけど花男は花沢類派」「道明寺もいいけど、やっぱり私はピンチのときの花沢類」といった声が多く見られます。
一方、F4のリーダーである「道明寺司」は、人を平気で殴り、赤札を貼っては他人の学園生活をめちゃくちゃにする、言ってしまえばヒールのような存在でした。しかし、つくしとの出会いが彼を大きく変え、少しずつ人として成長していきます。そうした変化もまた道明寺派を惹きつけた要因のひとつで、実写ドラマ版では嵐の松本潤さんがその魅力を存分に演じていました。
また道明寺は典型的な俺様キャラでありながら、恋愛には驚くほど一途です。周囲がつくしのことを蔑んでも、道明寺にとってはどこまでも「世界一の女」で、ほかは眼中にありません。つくしを守るために自ら殴られることもいとわず、最後には真っすぐな愛をぶつけていました。そんな矢のように一直線な道明寺だからこそ、つくしも心惹かれていったのでしょう。
さらに2008年に公開された映画『花より男子ファイナル』では、つくしの妊娠を知った道明寺のリアクションが注目を集めました。雄たけびを上げ、つくしを抱きしめ、全身で喜びを表現する姿には「道明寺くらい妊娠喜んでくれる人と結婚したい」「道明寺の反応が100点満点すぎる」といった声が相次ぎ、さらに評価を高めています。
ドラマの放送からおよそ20年が経過した今も『花男』論争は続き、かつては花沢類派だった人が、大人になってから道明寺の良さに気付いたという声も少なくありません。年齢や経験によって見方が変わるキャラクターたちだからこそ、いまなお推しをめぐる議論が尽きないのでしょう。
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