映画『鬼滅の刃』ビビリな善逸のギャップに「号泣&鳥肌」 兄弟子との再会がつらすぎた
現在、公開中の『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』はファンから「号泣に気をつけて!」の注意喚起があがるほど、多くの名場面があります。タイトルにもなっている上弦の参である猗窩座のシーンはまさに涙なしでは観れませんが、それと同等レベルで観客の心を奪ったのが、善逸のひと幕でした。
映画で最初に泣いたのは?

鬼の根城「無限城」へと落とされた「竈門炭治郎」ら鬼殺隊と「鬼舞辻無惨」による最後の戦いを描いた、『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』。その第一章は上弦の参である「猗窩座(あかざ)」の戦いを主軸に、各キャラクターと鬼たちとの戦いが繰り広げられます。
※この記事では『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』の内容を含みます。未鑑賞の方はネタバレにご注意ください。
TV放送、そして前作『無限列車編』と続いて、感動の名シーンがいくつもある『鬼滅の刃』ですが、本作はとにかくファンから「号泣注意!」の警告が出るレベルで涙を誘うシーンにあふれていました。
いくつものシーンのなかで、やはり第一章の本筋とも呼べる猗窩座と炭治郎、そして「冨岡義勇」の戦いでは多くの興奮、そして感動を呼びました。しかし、そのはるか手前で展開されたシーンに、多くの観客が号泣を余儀なくされたのではないでしょうか?
それは、無限城で孤立した「我妻善逸」と、彼の元兄弟子で鬼に成り果ててしまった上弦の陸「獪岳(かいがく)」との戦闘です。善逸は獪岳と対峙したとき、兄弟子の変貌ぶりに驚きませんでした。なぜなら、『柱稽古編』にて善逸のもとに届けられた手紙で、獪岳が鬼になったことを知っていたからです。そして、手紙には弟子から鬼を出した責任を取り、彼の師匠である育手(そだて)である「桑島慈悟郎(くわじま じごろう)」が切腹し自害したことも書かれていました。
「雷の呼吸 壱の型」しか使えない善逸に対して、獪岳は「壱の型」だけ使えません。互いを補い合う関係を見て、慈悟郎はふたりを共同で雷の呼吸の後継者にしようと考えました。しかし、自分を特別な存在とみなす獪岳は、弟弟子である善逸と平等に扱われることをひどく嫌っていたのです。
一方、善逸は彼によくいじめられていましたが、努力家で才能のある獪岳を尊敬し、ふたりで鬼と戦う姿を実現したいと考えていました。結果として、その道は獪岳が鬼になることで絶たれることとなります。
たったひとり、苦痛と失意のなかでこの世を去った師匠の無念を思い、善逸は獪岳を「絶対に許さない」と怒りに震えます。激戦のなかで善逸は自分で開発した「雷の呼吸 漆ノ型 火雷神(ほのいかづちのかみ)」によって、獪岳の首を切り落としました。一方、獪岳の猛攻で深手を負った善逸も意識を失ってしまいます。
目を開けた彼の前に現れたのは、すでに亡くなっている慈悟郎でした。川の向こうにいる慈悟郎に、善逸は獪岳と良い関係を築けなかったこと、師匠に恩返しできなかったことを泣きながら謝り続けます。そんな善逸を前に、慈悟郎もまた涙を流しながら、愛弟子に言葉を遺すのです。
「善逸 お前は儂の誇りじゃ」
たったひと言、しかしとびきりの愛情が込められた言葉は、涙のあふれる善逸に負けないくらいの大号泣を私たちにもたらしました。映画全体としては前半戦とも呼べるタイミングで流れたこのシーンは、観客の涙を一気に枯らせに来る、とても心憎い演出でした。
(サトートモロー)

