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「おっちゃんに刺さった」「再現度も完璧」40~50代が“ハマる”2025秋アニメ

9月に入り、いよいよ秋アニメの放送が迫ってきました。今回も多くの作品が放送を控えているなか、40、50代の方が思わず共感したり、子供の頃を思い出したりするような作品もそろっています。

子供の頃に憧れた夢を思い出すような作品も

TVアニメ『東島丹三郎は仮面ライダーになりたい』ティザービジュアル (C)柴田ヨクサル/ヒーローズ・Tojima Rider Project (C)石森プロ・東映
TVアニメ『東島丹三郎は仮面ライダーになりたい』ティザービジュアル (C)柴田ヨクサル/ヒーローズ・Tojima Rider Project (C)石森プロ・東映

 働いている40、50代の方にとって、帰宅して激しいストーリー展開があるアニメを観るのは、時に億劫になってしまうこともあるでしょう。2025年秋アニメのなかには、そんな疲れた心を癒やしたり、主人公に感情移入してしまうようなおすすめの作品があります。

●『野原ひろし 昼メシの流儀』

 国民的アニメ『クレヨンしんちゃん』の公式スピンオフ作品をアニメ化した『野原ひろし 昼メシの流儀』(キャラクター原作:臼井儀人/マンガ:塚原洋一)は、「野原しんのすけ」の父「野原ひろし(CV:森川智之)」が主人公の作品です。サラリーマンのひろしが、限られたお小遣いと時間のなかでこだわり抜き、お昼を食べ歩く姿を描きます。

 本作の見どころは、やはり「飯テロ」ともいえる食事シーンです。ひろしが「からい」「甘い」と顔芸ばりの表情で食事を味わう様子は食欲をそそります。また、仕事がうまくいったご褒美に豪華なランチを楽しむといったリアルな描写も、働く世代には共感できるポイントでしょう。

 なお、本作はアニメ『秘密結社 鷹の爪』を制作したディー・エル・イーが担い、フラッシュアニメーションで制作されています。公式アニメPVを観た人からは、「フラッシュアニメが原作の雰囲気を出してる」と評価する声があがっていました。

『野原ひろし 昼メシの流儀』は、10月3日(金)23時よりBS朝日にて放送されます。

●『終末ツーリング』

 さいとー栄先生のマンガを原作とする『終末ツーリング』は、終末世界を舞台にふたりの少女「ヨーコ(CV:稲垣好)」と「アイリ(CV:富田美憂)」がバイクで日本を旅する物語です。

 ふたりが美しい風景に目を輝かせながら楽しそうに旅をする姿は、観る人の心を癒やしてくれるでしょう。その一方で、「過去に終わったもの」や「終わりへ向かうもの」に触れる切ないドラマも盛り込まれており、余韻を残すストーリー展開も本作の魅力といえます。

 また、ふたりが乗るバイクも注目ポイントです。彼女たちが操るのは、人気の高い「セロー225」を電動化したバイクであり、ライダーなら、自分もオフロードバイクで終末世界を走ってみたいと憧れてしまうかもしれません。

 アニメ化決定PVや本PVを観た人からは、「最近バイクに乗り始めたから、これはうれしい」「終末ものでこんなに作画が綺麗だとめちゃくちゃ面白そう」と、喜びや期待の声があがりました。

●『東島丹三郎は仮面ライダーになりたい』

『仮面ライダー』が好きな大人なら、多くの人が共感しそうなアニメが『東島丹三郎は仮面ライダーになりたい』(原作:柴田ヨクサル/協力:石森プロ、東映)です。40歳のフリーター「東島丹三郎(CV:小西克幸)」は、仮面ライダーになることを夢見てきましたが、その夢を諦めかけたとき、世間を騒がせる「偽ショッカー」強盗事件に巻き込まれ、大きく運命が動き始めます。

 東島は大量にグッズを集めたり、強くなろうと山籠りをしたりするほど仮面ライダーへの憧れが強い人物です。そんな本気で仮面ライダーを夢見る彼の姿は、『仮面ライダー』を観ていた大人にとって、私たちの子供の頃の気持ちを思い出させてくれるでしょう。

 秋アニメの新作のなかでも注目度は高く、第1弾PVはすでに140万再生を突破しています。PVを観た人からは「初代ライダーが大好きな俺たちおっさん全員の心に刺さる」「原作の雰囲気をしっかり再現している」と絶賛の声が絶えません。

『東島丹三郎は仮面ライダーになりたい』は、10月4日(土)24時30分よりTOKYO MXや群馬テレビなどで放送されます。

(LUIS FIELD)

【画像】「心臓に悪い」「地上波放送していいの?」 こちらが“過激さ”が心配される秋アニメです(6枚)

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